木の家にあうスイッチやプレートのお話

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    家のスイッチやコンセントにどんなものを使うかは、案外インテリアの印象を大きく左右します。
    かっこいいシャープな家なのか、やわらかく優しい印象の家なのか、モダン、ナチュラルなど、いろんなデザインにあったいろんなスイッチやプレートがあります。


    最近よく目にし、特にこだわらなければおのずと付けられるスイッチが、このワイドスイッチです。
    スイッチが大きいために、老人や子供などどんな人にも使いやすく操作しやすい、というのが特徴です。
    一方で、少し仰々しい、利便性重視の現代的なデザインということも言えるでしょう。


    便利なのはいいけれど、果たしてこれが最適なスイッチなのか?
    それは、その住まいや住んでいる人にあわせて、ケースバイケースで検討するべきです。
    大きなスイッチは悪目立ちもするし、私はなぜか威圧的な印象を受けてしまいます。。。


    一昔前はこんなかわいらしいスイッチが主流でした。


    こんな白のシンプルなものや、、、


    あっさりとした印象の新金属プレート。


    こんなレトロなアメリカンスイッチ(タンブラスイッチ)というものもあります。

    他にもシンプルなかっこいいスイッチやコンセントなどいろんなタイプが、JIMBOなどいろんなメーカーから出ています。




    我が家は、築年数のたった古いマンションのリフォームでしたので、
    既存のスイッチプレートにあわせ、新設部分もすべて新金属プレートでそろえました。

     

    既存の古い部分を生かした味のあるリフォームであれば、ワイドスイッチのような味気ないプラスチックの現代的なスイッチはあまり馴染みません。
    高齢の両親も既存のスイッチに慣れているので、今のところは全く問題ありません。

    ただ、新金属プレートではあわなかったところが1ヶ所ありました。。。
    部屋の中央の大黒柱につけたスイッチとコンセントです。
    ここはどうしても部屋の真ん中にスイッチとコンセントが必要であったので、造作柱を2つあわせて真ん中に配線を通し、一見、1本の大黒柱のように見せています。
    この柱に新金属プレートは主張しすぎです。。。

     こりゃいかん。。。

    というわけで、佐賀の「樹の森」さん(http://kinomori.jp/)の木製スイッチプレートを取り寄せて、4口スイッチと2口コンセントのプレートを木に交換しました。
    樹種は何種類か選べるのですが、今回は柱のスギにあわせてスギのプレートに。
    柱の写真を「樹の森」さんに送り、色目や木目の近いものを選んでいただきました。
    柱が吉野杉の濃い赤身だったので、プレートには少し柿渋で赤味を加えました。





    これでずいぶんと落ち着いた大黒柱になってくれました。


    このように、スイッチや配線を目立たないように馴染ませたり隠したりするのもデザインですし、
    逆にあえてかっこよく目立たせるのもひとつのデザインです。

    こちらは我が家の配線ダクト。
    リフォームで壁が移動したので、電気配線が露出したところを鋼管でカバーし、天井のコンクリートスラブを白く塗装したのにあわせて、鋼管も白く塗装しました。




    スイッチやコンセントもあえてダクトごと露出させてかっこよく見せるというのもアリです。

     

    この場合は、フェミニンなかわいいインテリアというよりは、少し男っぽい、工場のようなガレージのようなかっこいいざっくりした内装とも合いそうです。
    「山の棲家」では無駄な配線スペースを減らすためにも、2階は主にこの露出タイプのスイッチやコンセントになります。

    すべてのスイッチやコンセントにこだわりすぎるとどんどん費用はかさみますので、
    見せ場のここぞという部分には、気に入ったスイッチを入れるのは有効です。
    毎日触るところですからね。
    プレートだけの交換であれば、住みながらDIYで取り替えることは簡単です。
     

    「山の棲家」の木配り

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      JUGEMテーマ:住宅


      おとといは、松阪のプレカット工場「コウヨウ」まで、柱や梁のプレカットの打合せと木配りに行ってきました〜!
      「木配り」とは、またの呼び名を「番付け」とも言って、どの木材をどこの柱にするか、どこの梁にするか、節や色目や木目などを見ながら、1本1本決めていく作業です。
      「いの1番」って言葉は、「い通り」の「1」ってところにある柱の場所を意味する言葉で、この柱番付の位置が語源なんですよね。





      今回の「山の棲家」は柱や梁をあらわしで見せるおうちなので、きれいな木材を目立つところに持っていって、見栄えが劣る木材を見えないところに持っていくっていう作業が必要なわけです。
      昔ながらだと大工の棟梁がする作業ですが、私は自分が設計するときには、できるだけ自分も一緒に決めていくことがほとんどです。
      設計上も「見せ場」ですからね♪♪

      今回は、工務店の藏家・居藏社長と、住まい手さんファミリーと、全体コーディネートの三木ホーム・三木社長にも、木配りに加わっていただきました。
       




      見える柱は、すべて住まい手のTさんご夫妻に番付していただきました!!
      また、全ての木材の含水率(水分量)を計ってチェックし、その木材検査には、ご長男のそらくんにもお手伝いいただきました♪♪
      その隣でご長女のはなちゃんは、板材へのチョークの乗り具合をチェック中!
      プレーナー(鉋)のあたり具合を検査していただきました♪







      木配りは重い梁を持ち上げて移動させながら作業しますので実は重労働です。。。
      私の脂肪だらけの腕では持ち上げることができず、男性陣に動かしていただくことになり。。。
      予想以上に重い梁材に「ぅあぁぁ!!」「やばい!」「無理!無理!」といった両社長の叫び声を聞きながらの木配りとなりました(笑)


       


      木材は、和歌山・伸栄木材の杉とヒノキで、素晴らしく美しい材料を揃えていただき大喜びの木配りでした(^^)/
      さすが伸栄さんの紀州材です!
      コウヨウさんの素晴らしい高性能のプレカット機械なども見学させていただきました。
      コウヨウさんは他の工場ではなかなかできない丁寧な仕事をしていただく、とてもありがたいプレカット工場なのです。


       

       

       

      みなさんにご協力をいただいて、無事に番付することができました。
      本当にありがとうございました!!
      これからのプレカットと上棟が楽しみになってきました!









       


      左京の家にお呼ばれに行って来ました〜♪♪

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        2月にお引渡ししたTさんの奥さまから8月にお電話をいただきました。
        「一度、原田さん達とゆっくり食事に来てください。」という、
        なんともありがたい嬉しいお誘いでした♪♪

        奈良左京のTさんは、もともと、私の知人の原田純子さんと田中貴子さんという2人のお姉さまからご紹介いただき、そのご縁で今回のリフォームをさせていただいたのでした。 
        Tさんと初対面のときからお姉さま方に立ち会っていただき、そのみなさんの信頼関係がもとで、無事にリフォームができたのでした。

        竣工後も気軽に呼んでいただき、よい関係で、しかも手料理をごちそういただくなんて、
        設計者としてこんなに嬉しいことはありません!
        喜んでイソイソとおじゃまさせていただきました〜♪♪

        Tさんと田中貴子さんは仲の良いイトコで、しかもお2人ともお茶会などを開かれる飲食のプロでもあります。
        すべてTさんお手製の、驚きのステキなごちそうが並んでいました!!




        ↑盛り付けに庭の植物を使うとか、かっこよすぎます!!





        何品あっただろう。。。たぶん全ては写しきれていません。



        素敵なお姉さま方です!
        こんなに何品もきれいに作れる女になりたい。。。
        しかも夏らしいメニューで、どれもとっても美味しかったです!!



        ごちそうのあとにも、中国茶や紅茶やデザートが次々と。。。



        こんな素敵な食事をゆっくりさせていただくなんて、贅沢な時間で感謝感謝です。。。(泣)

        夏なので庭の木々も青々とステキでした。



        Tさんご一家がとてもきれいに家を大切に生活していただいてることもわかって、それも嬉しかったです!
        設計やインテリアのプロでもある田中貴子さんや原田さんに、「よくやった。船木さんにやってもらって良かった。」と言っていただけて、とてもホッとしました。
        お2人とも本物を見る目や審美眼が肥えてる方なので、太鼓判押していただいて安心しました。


        何より、住まい手さんやお仲間といっしょに、こういう場を一緒に楽しめるというのは、家を作る人間にとっては一番の幸せかもしれません。
        長期間いっしょに根気よく、家のことを一生懸命考えてくださった、心優しいTさんご家族にあらためてお礼申し上げます。
        よいご縁をくださり見守ってくださった、2人の素敵な女史にも感謝申し上げます。

        これからもよろしくお願いしまーす!





        奈良左京の建売住宅リフォーム、完成!(その4)・・・トイレ、和室

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          (その1)玄関 http://turezure.tuki-note.com/?eid=49
          (その2)LDK http://turezure.tuki-note.com/?eid=50
          (その3)浴室・洗面 http://turezure.tuki-note.com/?eid=51
          から続いて、左京の建売リフォームのビフォーアフター解説です!

          浴室横のトイレは以前はドアでした。
          ドアは狭いトイレを余計に狭くしており、くつずりの不要な段差もありました。
          Tさんは60代を向かえるご夫婦ですので、極力ドアは引戸に変えて、段差はなくした方が望ましいです。

           


          そして、トイレのアフターがこちら↓↓





          引戸を洗面側にスッキリ引き込めるようにしています。
          また、トイレを使っているかどうかすぐ分かるように、欄間ガラスも入れています。
          この欄間ガラスは狭い空間を広く感じさせる効果もあります。



          同じく狭いトイレを少しでも広く感じるように、壁の一部を凹ましてニッチ(飾り棚)をつくっています。
          ここは、飾るものが映えるように、あえて白く塗り回しています。
          ニッチの横の収納も目立たないように、白くペンキ塗り。
          壁の厚みの中で、トイレットペーパーや洗剤などが並べられるように、薄いさりげない収納をつくりました。



          トイレの床は、洗面と同じくコルクタイルの特殊樹脂ワックス塗装です。
          元は洗面もトイレもビニール床タイルで、Tさんは「掃除しやすいのでビニールでいい」とおっしゃっていたのを、船木は「それだけは絶対にやめましょう。」と、ここはカタクナに、「コルクタイルかサーモタイルかで!」と押し通させていただきました。
          結果的に気に入っていただいたのでよかったです。

          家は裸足で歩いても気持ちいいのが一番です。
          住宅に大切なのは「見た目の視覚」だけでなく、触覚・嗅覚など、五感に気持ちいいことが大切です。
          特に肌が直接触れる、床やテーブルといったところの素材を何にするのかというのは、大袈裟ですが私は「生きる感性」に関わると思っています。

          今は、「木に見えるビニール」「石に見えるプラスチック」といったニセモノの化学製品があふれすぎています。
          プラスチックならプラスチックらしくしておけばいいのです。
          ビニール床シートのペタペタした肌触りほど、人間の感性を阻害するものはありません。
          視覚だけでなく、触覚・嗅覚を大切にした家というのは、自然と本物の素材を使うことにつながります。



          最後は、1階の和室について。
          ここはTさんの奥さんの寝室も兼ねています。
          将来的にはご夫婦が高齢になって階段で2階にあがるのが面倒になったら、1階で生活の全てが成り立つ、ということも想定しています。

          その和室のビフォー↓


           

          和室はとにかく問題は収納でした。
          玄関やLDKの収納が足りていなかったために、押入をいろんなストックが占領してしまい、
          奥さんの布団や洋服をしまうスペースがなくなっていました。

          また、床の間がむだなスペースになってしまい、LDKやデッキとのつながりも悪いプランでした。
          ただ、全面的に改修するには、費用的にも構造的にも負担が大きかったため、できる範囲での部分的な改修を心掛けました。

          その和室のアフターがこちら↓↓



          まずは使われていなかった縁側を有効に使い和室を広く見せるために、
          縁側と和室の間にあった障子を、縁側のサッシ側に内障子として移動しています。
          そして縁側のデットスペースに新たに物入を追加しています。
          元の床の間はリビング側のPCコーナーに造り替えて、和室側には杉板の壁をつくり、同じく杉板の引戸をつけて、リビングと行き来ができるようにしています。



          以前の古めかしい襖の出入り口は、既存の障子のデザインにマッチするワーロン障子に変えました。

          玄関側から見るとこうなります。





          少し上品になって収納するべき物も納まりましたので、お正月など和室で過ごしたい時には座敷として使えるようになりました。



          今回は2階は構造補強工事と少しの造作工事だけにとどめ、1階を極力全面改修し、1階は構造・断熱・バリアフリー・素材・デザイン・使いやすさなどのプランと、全てにおいて手を入れています。

          1件まるごと100%リフォームできれば越したことはありませんが、予算を際限なく使うこともできません。
          決まった予算の中でリフォームを行うには、どこで家族が長く過ごすかを考え、また年齢とともに1階での暮らしが中心になるということを見据えて、優先順位を決めていきます。

          構造や断熱など、最低限の住宅の性能は底上げさせつつ、暮らしを読み取って生活スタイルにあわせ、バランスよく、かつ要所を重点的に、リフォームしていく必要があるのです。



          奈良左京の建売住宅リフォーム、完成!(その3)・・・浴室、洗面

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            (その1)玄関 http://turezure.tuki-note.com/?eid=49
            (その2)LDK http://turezure.tuki-note.com/?eid=50
            から続いて、左京の建売リフォームの水周りのビフォーアフター解説です!

            改修前は、キッチンから洗面・浴室へグルッと遠回りしないといけないプランで、
            洗面・洗濯から物干しへも遠回りで、家事動線のやたら長い住宅でした。
            改修後は、キッチンから洗面へ直接出入りできるようにして、かつトイレやホールにも通り抜けられる2wayの入口をもうけました。

            また、和室とリビングも改修前は行き来ができませんでしたが、
            改修で床の間をこわしてPCコーナーに造り替えると同時に、出入り口ももうけました。
            このように、よいプラン・使いやすい動線は、いくつかの方向に出入りできるようにすること、
            家の中をグルグルと回れる回遊型のプランにすることがとても大事です。
            いろんなルートで回れて、平面図にいくつも動線が○で書けるとよいプランなのです。


            洗面室・浴室のビフォーは、、、

             

             

            タイル貼りのお風呂は、非常に寒く冷めやすく、冬はつらい状況だったようです。
            LDKとも分断された間取りだったので、このままだと冬のヒートショックも起こりやすい環境でした。
            阪神大震災の影響でタイルにヒビも入っており、浴室の改修はぜひしておきたいところでした。



            その浴室のアフターはこちら↓↓





            リフォームしてずいぶん印象の変わったお風呂です!

            壁板と天井板は、吉野のヒノキです♪♪
            奈良県産材を使ったら補助金がいただける「エコポイントならプラス」という制度を使わせていただいたので、かなり安価で地元の奈良吉野のヒノキが使えました。
            浴室には、水や腐朽に強い、ヒノキ・ヒバあたりが最適です。

            浴槽に近い腰壁には、キッチンパネルの浴室用のものを使っています。
            タイルと違って目地が少ないので、掃除しやすく汚れにくいです。
            窓台には人造大理石を使っています。
            しょっちゅう水のかかる腰壁や窓台は、やはり板よりもこういった素材の方が安心して使えます。
            キッチンパネルも柄がきついものやテカテカしたものは飽きが来ますが、浴槽にあわせたマットな白を選ぶと違和感がありません。

            浴槽と洗い場はハーフユニットバスです。
            一般的なフルのユニットバスと違い、腰から上の部分は仕上げが自由にできて、かつ腰から下の防水性に優れた、フナキイチオシのお風呂です。


            木を使ったお風呂をいつまでもキレイに使うコツは、とにかく換気!です!
            久々におじゃましたこちらのTさん宅では、常に換気をされてて、大変きれいに使っていただいてました〜〜♪
            基本的に24時間換気を常に回し、入浴後はできるだけ窓を開けていただいています。
            板壁がかなり濡れている時は、あがる時にサッと拭き取ってもらったり、洗い場に水をサッとかけて湯気を抑えてもらったりすると、なお完璧です。
            そうすれば、特にゴシゴシ掃除したりする必要は全くありません。



            そして、洗面室のアフターはこちら↓↓







            洗面室からキッチン側にもトイレ側にも引戸をもうけ、通り抜けれるようにしています。
            引戸の上はどこも欄間ガラスを入れているので、戸を閉めていても狭さを感じません。

            床は防水性に優れていて、足触りもいい、コルクタイルの特殊樹脂ワックス仕上げです。
            壁は調湿に優れた杉板と、水がかかる部分はキッチンパネルを張っています。

            洗面台は既製品ではなく、カウンター・水栓・洗面ボウル・扉・引き出しを、住まい手の使い方にあわせカスタマイズしたものです。
            カウンター下の扉の中には、家族それぞれの着替えも入れられるように網かごの引き出しが組み込まれています。
            ミラーキャビネットは、Tさんご夫妻のこだわりで、LED照明つきの三面鏡を組み合わせています。

            キッチンから洗面を見るとこんな感じ↓



            キッチン→洗面・洗濯・浴室→物干しへの動線をいかにスムーズにするか、
            せっかくリフォームするときには、絶対に外せないポイントです。

            トイレや和室については、(その4)http://turezure.tuki-note.com/?eid=52  に続きます!

            奈良左京の建売住宅リフォーム、完成!(その2)・・・LDK

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               (その1)http://turezure.tuki-note.com/?eid=49
              から続いて、左京の建売リフォームのビフォーアフター解説です!

              LDKのうち、
              まずキッチンのビフォーは、、、
              以前の間取りでは玄関ホール入っていきなり、正面にキッチン丸見えでした。。。
              ホール入ってすぐのため、来客に全てのゴチャゴチャが見えてしまい、逆につながりのほしいダイニングとは吊戸棚で分断されていました。
              吊戸棚は高さが高すぎて使いづらく、電化製品の置場とは距離が空きすぎて、やたらと動線が長くなるキッチンでした。






              リビングダイニングも適切な位置に使いやすい収納がないために、物が納まらなくなっていました。
              どこのお家でも共通の問題ですが、電話・FAX・ルーター・パソコンといった情報関係のものの置場がなく、ご主人の趣味のオーディオ類も行き場なく床にあふれた状態でした。
              特にパソコンが掃出し窓の前に床置きであったため、どうも寛ぎにくいリビングになっていました。




              これらを改善するには、手の届きやすい場所に収納をもうけ、動線を使いやすく整理して、
              PCコーナーを作るなどの間取りの改修が必要でした。

              LDKのアフターがこちら↓







              まずキッチンは、ホールから丸見えにならないように、
              アイランドカウンターに手元を隠す腰壁を立ち上げました。





              ダイニングとキッチンを分断していた吊戸棚は外し、
              眺めのいい北側のウッドデッキにも、ダイニングにも回れる2wayの動線にしました。
              キッチンの電化製品はアイランドカウンターの下に納め、
              目線の高さにはゴチャゴチャと物を置かなくてもいいようにしています。


              リビングはPCコーナーを作るために、使われていなかった和室の床の間を取り壊し、
              PCテーブルを製作し、リビングを見渡せる落ち着いた書斎コーナーに変えました。
              PCテーブルも、ケーブルなどのゴチャゴチャが見えないように、
              そして手元が囲まれて落ち着くように、腰壁を立ち上げています。






              このコーナーから和室に直接出入りができるように、目立たない杉の板戸を付けています。

              PC机に腰掛けると、家族と会話をしながら、オーディオの音楽を聞きながら、出窓からの景色を楽しみながら、パソコンに向かうといった、小さな城になっています。



              出窓下にはカウンター棚を作り、ルーターや書類・DVDなど、あふれていたもの収納できるようにしています。



              出窓は、改修前は黒いサッシ枠が黒々と目立ち、重たい印象だったので、
              あえて白い内窓を入れて、木の枠を回して明るい出窓にしています。
              内窓にはLOW-Eガラスを入れ、断熱性も良くなりました。




              テレビ台も家具のogumaさんに製作してもらいました。
              今回はオーディオに詳しいご主人のご要望で、中のインジケーターが見やすいように透明ガラスの両開きをつけています。
              その両脇のスピーカー台は、阪口製材の吉野杉を、ツキデ工務店さんが張り合わせてくれた手作りのものです。
              スピーカーの音質が悪くならないように、無垢の吉野杉の芯去り材をギッシリすき間なく張り合わせているので、ずっしりと重厚なスピーカー台です。



              奥には南側に新たに増設したウッドデッキも見えています。
              これがあることでリビングが広くなったように感じます。
              改修前は、洗濯物を毎回2階のベランダまで運んで干してらっしゃいました。
              階段の上り下りも大変ということで、南側の物干し兼用としてウッドデッキを作り、
              透明屋根を増築して、雨が心配な日でも、干したまま外出できるようになりました。



              その洗濯や浴室などの水廻りについては、
              次の(その3)http://turezure.tuki-note.com/?eid=51 へ続きます。


              奈良左京の建売住宅リフォーム、完成!(その1)・・・間取り・玄関ホール

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                 2012年の2月にお会いした奈良左京のTさんのリフォームが、2013年の2月に完成しました!

                一年前の2月に初めてお会いし、
                4月にはご一緒に今までの事例を見学して回ったり、リフォームの要望や予算を話し合ったり。
                5月に詳細調査をして、6月に調査報告。
                7〜9月に設計をして、
                10〜翌2月で工事。

                いろんなことを調べて検討し話し合い、Tさんご家族とは濃密な時間を過ごさせていただきました。

                そのビフォーアフターをご紹介です!

                改修前は、築18年の建売住宅のため、すべてビニールクロスと木目調のシート張りという新建材が息苦しい空間を作っていました。
                間取りも細かく分かれすぎて、どこも行き止まりで、動線の悪さが目に付きました。
                特にキッチンから洗面の遠回り、リビングと和室の分断、むだに広く使えないホールから入った正面丸見えのキッチンなど、プランは問題大ありの状態でした。
                それを暮らしやすく気持ちよい住まいに、というのがまず基本です。


                まずは玄関ホールのビフォー。

                 
                全体的に、木じゃないのに木目の柄をしたプリントものが多く、、、残念です。
                ホールはむだに広いのですが、収納が足らずにどうしても物が散乱してしまいます。
                使いにくいリビングへの親子ドア。
                全てのドアにはくつずりの段差があり、つまづきやすい状況でした。
                その隣の和室とのデザインの違いも微妙です。
                濃すぎるデザインの靴箱が和室と馴染まず、上り框も高さが高すぎます。





                で、玄関ホールのアフターがこちら↓





                玄関ホールを広く感じさせるために、ホールとリビングの間をガラスの引違い戸と欄間ガラスで仕切り、
                視覚的にはひとつづきに見せて、ただし、冬場の玄関からの冷気を止めるために透明の仕切りを入れています。
                ガラス引違い戸には揺らめいたようなアンティークガラスを入れ、向こうが見えるが少しボンヤリするようにしています。
                欄間ガラスは天井がすっきり一続きに見えるように透明の強化ガラスです。

                和室への入口にはあえて鳥居のように3方枠を強調して斜めに設け、
                建具はワーロンを入れたシンプルで上品な障子にしました。
                柔らかく光は透過し、玄関の冷気を遮断します。



                高すぎた上り框には式台を置き、下にツッカケ程度なら入れられるようにしています。
                隣の階段下のスペースを無駄なく収納に使えるように、玄関からの壁を抜いて、白い引戸をつけています。
                以前の玄関収納はウッドデッキに移動し、新たな玄関収納は、、、なんとこの前まで食器棚兼カウンターとして使っていたものを転用しました。
                使えるもので良いものは上手に使い回せばいいのです。
                前の靴箱とは違いスッキリしたデザインのものなので、違和感なく馴染んでくれました♪

                 

                床板はクルミ、式台はタモです。
                住まい手のお手持ちの家具が少し欧風のものが多かったので、あわせる木材も広葉樹を多めにして、杉・桧といった少し「和」よりの木材は少なめにしています。

                つくづくデザインの取り合わせって大事だと思います。
                主張の強い違う雰囲気のものを隣り合わせになるとケンカします。
                ここは元からあった照明が美しい個性的なデザインだったので、あとはシンプルなものを添えておく方がいいのです。


                もうひとつ、このホールの主役と決めていたものが、ピアノです。



                木の雰囲気が素敵なこのピアノは、以前はリビングの隅にあり、狭苦しそうに所在なさそうにしており、リビングもかなり狭く感じられました。
                最初に調査に来た時から、「せっかくの素敵なピアノを、ちゃんとしたところに置いてあげたいなぁ、、、」と思っていたのです。
                改修後はホールに堂々と鎮座し、お客様みなさんから「素敵なピアノですね!」と言ってもらえることが多くなったようでよかったです。

                ピアノの向かいには、収納を設け、廊下やLDKなどに溢れていたものを収納できるようにしました。
                奥行は掃除機が入れられる程度の奥行で、行き場のなかった書類や本などいろんなものが仕舞われています。
                収納は奥行がないほうがいいところもあります。



                そのLDKの改修は、、、(その2)http://turezure.tuki-note.com/?eid=50に続きます!


                今年もグリーンカーテンの季節です!

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                  JUGEMテーマ:無農薬の家庭菜園、農業、ガーデニング - 自然農

                  いつもより涼しかった(寒かった)4月が過ぎて、5月中旬になると急激に暑くなりましたね!!

                  というわけで、ツキノオトの事務所があるシェアオフィスのMOK-SOHOでは、恒例のグリーンカーテンの植え付けを行いました〜!
                  西日を防いで、少しでも冷房負荷を減らす試みです。
                  3年前に船木が言いだしっぺでスタートし、もうグリーンカーテンなしでは過ごせない体になりました。
                  普通のブラインドなどと違って、葉っぱからの蒸散で一層涼しく、目にも涼しい素敵なカーテンです。
                  ゴーヤやキュウリなので、花や実も楽しめます。

                  去年の様子。これからもっと茂りました。



                  事務所の室内からも緑がうかがえて、なんとも涼やかなのです♪♪
                  しかも西向きなので、これがないと耐えられません。。。



                  我が家のベランダも毎年こんな感じです。




                  毎年、葉は生い茂り、グリーンカーテンとしては大活躍してくれているのですが、どうも収穫はこころもとない。。。
                  ホームセンターの苗があんまり良くない気がするぞ、、、ということで、今年は2/3ぐらいは園芸屋さんで苗を買い、足らずまいをホームセンターで買いました。
                  生長の具合を比べてみようと思います。



                  MOK−SOHOのみんなで協力して植え付けです。

                  まずは、去年使った土を広げて天日干しにします。
                  本当は新しい土に全て入れ替えたいところですが、都会の限られた敷地で無制限に土を増やし続けるわけにもいかず、どうにか土を再生利用しようとしています。



                  去年の古い根っこなど余分なものを取り除き、軽石はよけてプランターの底に敷き詰めます。



                  この上に、天日干しした土を2/3に対して、新たな腐葉土が1/3になるように配合しながら敷き詰めます。
                  MOK−SOHOの若手男子も急に土仕事をお願いされながら、がんばってくれています☆



                  少しの石灰を混ぜて、苗を植え付け、水を遣って、できあがり。
                  今年はゴーヤ・キュウリに加えて、シソ・トマト・オクラも植えました!





                  果たして無事に育ってくれるだろうか??
                  植物を育て始めると、なんだかペットを飼ってるような、子供を育てているような気持ちになります。
                  この周辺はノラ猫の攻撃が多いのですが、どうにか無事にスクスクと育ってほしいものです。

                  さらには、祈・収穫!!
                  がんばっておくれ〜〜。

                   

                  今年も「はじまりの日」にご協力ありがとうございました!

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                     今年で3回目の震災チャリティーイベント「はじまりの日2013」を、例年とおなじく、谷町の銅座公園で5/19(日)に行いました!!

                    ご来場&ご協力いただいたみなさま、ありがとうございました〜!!

                     

                    谷町周辺の名店の美味しい屋台が軒を並べ、ワークショ ップや音楽などのイベントも盛りだくさんでした。

                     

                     



                    我がけんちく屋笑店の男性陣ががんばってくれた会場設営もなかなかかっこよかったです♪









                    私は今年も東北(宮城&福島)の物産を直売し、多くの皆さんにお買い上げいただきました!
                    4月に東北に行った際に、いろいろとセレクトして来た美味しいものや、地元の方の手作り雑貨です。





                    昼過ぎまでは天気も人出も上々の大にぎわい!
                    しだいに強まる雨のなか、挫けずに、たくさんの買い物をしてくださったり、お手伝いしてくださったり、ほんとにほんとに感謝申し上げます。

                    今年は東北物産も売れ行き好調でした〜!
                    やっぱりすぐに食べれるものの売れ行きがいいということで、結成された
                     「イカ焼き隊」のお父さんチームも大活躍♪♪
                    南三陸のイカ一夜干しを焼く香りと、冷えたビール&ワンカップに釣られて来ていただける方も増えました!






                    今年は幸美ちゃんというプロの看板書き職人を迎え、屋台を楽しく彩ってくれました〜!




                    更に今回は、もっと東北のことをよく知ろう!ということで、
                    ogumaさんに大きな東北地図パズルを作ってもらい、現状の東北の写真を展示したり、
                    子供達に東北にまつわる言葉やイラストを書き込んでもらうワークショップも行いました!








                    ご来場の皆様にも、がんばってくれたスタッフにも、協力してくれた東北の方々へも厚く御礼申し上げます。

                    売上はあしなが育英会の「東日本大震災・津波遺児支援資金」として寄付させていただきます。
                    イベント全体で一昨年は70万円以上の、昨年は80万円以上の、みなさんのお気持ちを寄付することができました。
                    今年も多くのみなさんにお越しいただけたので、多くの温かい支援の気持ちをお届けすることができると思います。

                    最終成果は「はじまりの日」HPやブログで報告されます。

                    どうぞこちらもご覧ください☆

                    はじまりの日 HP http://www.fy-hajimarinohi.com/
                            ブログ http://d.hatena.ne.jp/fy-hajimarinohi/

                    T邸のプチ見学会&塗装DIY大会

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                      JUGEMテーマ:住宅

                      1/26(土)と1/27(日)に、奈良左京のT邸の「プチ見学会&塗装DIY大会」を行いました!

                      両日とも真冬日となり、大変寒い中、参加していただいたみなさま、ありがとうございました。

                      26日は朝から、工務店さんからTさんへのお引渡しを終えました。
                      塗装前ですが、一応工務店工事は終了です。
                      ツキデ工務店の藤本さんと星野さんが、今後のメンテナンスなどの詳しい説明をしてくれています。
                      機器類の取り扱い説明などもあわせて行いました。

                       




                      そして、いよいよ参加者のみなさんと一緒に塗装DIYです。

                      塗装のレクチャーに来てくださったのは、田中製材所の田中由虎さん!
                      (田中製材所HPhttp://tanakayoshi.co.jp/
                      木材のプロであり、自然塗料のオスモなど、木材塗料のエキスパートでもあります。
                      (しかも南河内のご当地ヒーローでもある、というおもしろい木材家です。)





                      由虎さんが住まい手さんに塗料の説明などをしてくださったあと、
                      ウッドデッキの梁や柱の塗装をしてくれました。
                      こちらは屋外なので、耐久性の高いオスモ・ウッドステインプロテクターのチーク色です。

                      で、由虎さんが、「田中製材所から塗装の助っ人を連れてきました〜!」と言って、
                      お連れ下さったのは、、、



                      んんん?見たことある人だぞ?
                      ・・・ZOOの永田幹くんやん!!

                      (ZOOさんは、めちゃええ感じの家具をつくる家具工房さんです。)
                      ZOOのHP http://zoo-furniture.com/



                      ひえぇぇ、木材屋さんと家具作家さんが塗装をしてくれる現場って、なんて贅沢な現場なんだ。。。
                      しかも2人ともウルトラライトダウンを着てて兄弟みたいです。。。
                      寒くて強風の中、かたじけないです!!


                      柱・梁・垂木は杉で、デッキ板は水に強いウリンです。
                      ウリンなど耐久性の高い木材には塗装をしなくてもいい、という方もいますが、
                      塗装をして保護をしてアクを止め、更に耐久性を高めておいた方がベターです。
                      特にデッキ板の水平面は、雨がかかりやすく傷みやすいところです。



                      ↑塗装する前に、スクレーパーやサンドペーパーを使って、板に付いた汚れをとって整えています。
                      塗料がついたら困るところは、マスカーやマスキングテープで保護しています。

                      ↓で、細かいところや隙間はハケで、平面は黄色いコテバケで塗っていくと早くて楽です。
                      今回はコテバケに長い柄をつけたので、ますます楽でスピードアップしました。



                      塗ったあとはこの通りツヤツヤに良い色になりました!



                      このガラス屋根付のウッドデッキを増築したので、洗濯物を干しているときの急な雨降りでも大丈夫です!


                      室内には、室内用のオスモ・フロアクリアーとエキストラクリアーを塗ります。
                      床はクルミのフローリング、家具にはタモや杉を使っています。





                      無垢の床板や階段など歩くところと、カウンター・テーブルの天板など汚れやすいところは、より耐水性・耐久性の強いフロアクリアーを塗ります。

                      室内の板壁など、手垢から保護する程度のところであればエキストラクリアーで十分です。
                      汚れにくいところであれば無塗装でもかまいません。
                      ただ、タモ・クリ・クルミといった広葉樹は、油を塗った方が濡れ色になって美しいので、私は広葉樹は最低限必ずクリアーの浸透系塗料を塗ります。
                      杉やヒノキの板壁・構造材などは、無塗装のままの時がほとんどです。

                      こちらも、細かいところはハケかウェス(ぼろ布)で塗り、広い面はコテバケを使うと塗りやすいです。

                      今回は真冬だったので、塗料が乾くのに普段の4倍ぐらいの時間がかかりました。
                      やはり気温や湿度を見ながらの塗装の段取りが大切だと痛感しました。。。


                      ↓お施主さまにも塗装に参加していただきました!!



                      このあとTさんの息子さん(高校生)も塗装に参加してくださり、積極的に床の塗装をしてくれました!
                      実は今回の現場で一番嬉しかったことかもしれません☆
                      今回のリフォームに無関心かと思っていた息子さんが、DIYに関心を持ってくださったようで、
                      住み始めてからも、「あの床板はあまり濡らしたらあかんよな?」なんて感じで、
                      メンテや住まい方に興味を持ってくれているらしいのです。
                      自然素材を上手に使って、大切に暮らそうとしてくださること自体が、設計者としては嬉しい限りです。


                      浴室のヒノキの天井板・壁板には、無垢材用の防カビ材であるウッドプロテクターを下塗りし、それが乾いてからエキストラクリアーを上塗りしました。






                      「おふろに木を使っても大丈夫なの?」というご質問を時々いただきますが、
                      浴室に無垢の木を使う場合、塗料はあくまでも耐久性を上げる手助けだと考えてください。

                      まずは、
                      ○水に強く、腐朽に強い木材を選ぶこと

                       ・・・ヒノキの赤身・ヒバなど、お風呂に適した樹を選びましょう。

                      ○とにかく、換気&乾燥が大事!
                       ・・・入浴後はなるべく窓を開放して湿気をためないこと。
                          換気扇を24時間回せるようにすること。
                          最後にお風呂に入った人は、風呂場にシャワーで冷水を流して湯気を出さないようにする。
                       など、とにかくお風呂が湿った状態のまま、というのを避ける生活の仕方が大事です。

                      ○木が腐りにくい、設計の仕方・工事の仕方はあります。
                      ○防腐塗料は塗った方が、保護できてカビができにくくなる(マシになる)ということです。

                      造り方も、造る材料も、暮らし方も、手入れの仕方も、どれも大事です。
                      詳しくはまたお風呂に特化してご説明します!

                      ****

                      2日間の塗装大会&プチ見学会へのご参加・ご協力、本当にありがとうございました。
                      大変でしたが、みんなで協力して住まいを完成させていく作業は楽しいものです!

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