緑橋のマンションリフォーム

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    今日はお恥ずかしながら、私の実家のマンションリフォームのプラン解説です。

    2011年に改修して早9年。

    低予算で苦心しましたが、木と自然素材と、使いやすい間取りの気持ちよさは十分に味わうことができ、「あのとき本当にリフォームしておいてよかった…」と感じる毎日です。

     

    AFTERの間取り

     

    ■所 在 地 : 大阪市城東区

    ■構  造 : 5階建てRC造マンションの1階住戸改修
    ■築 年 数 : 築35年(改修した2011年当時)
    ■延べ面積 :  66.39 m2 (20.08坪)  うち 改修面積 63.25 m2 (19.13坪)
    ■設  計 : 暮らしの設計ツキノオト/船木絵里子
    ■施  工 : 分離発注方式
    ・大工工事・水道工事 羽根建築工房
    ・家具工事  oguma
    ・電気工事  呉山電気
    ・サッシ工事 山下硝子建材
    ・木製建具・畳工事 小池商店
    ・塗装・左官・雑工事・材料支給 施主によるDIY
    ■工事期間 : 2011年10月末〜12月
    ■工 事 費 : 建築工事費 500万円(26万円/坪=8万円/屐法    
    ■補 助 金 : (エコポイント)-10万円

    BEFOREの間取りはこちらです。昭和50年ごろの団地の間取りとしてはごく一般的なものです。

    ■改修前の問題点
    築35年の公社分譲マンションで、70代後半の両親と暮らす実家のリフォームです。
    以前は実家に帰るのが苦痛なほど暮らしづらい家でした。

    (収納不足)
    改修のきっかけの一つは東日本大震災です。
    収納不足のマンションで大量のタンスに囲まれて暮らす実家は、大震災が来れば家具による圧死や避難の妨げが十分に有り得ました。
    マンションの建て替えや耐震診断といった住棟全体の耐震計画はハードルが高くなかなか進まないなかで、せめて個別に住戸の中だけでも安全を図るということは喫緊の課題でした。
    収納が足りないために片付かず、部屋は常に乱雑で、客を迎えられない状況も同時に改善が必要でした。

    BEFORE(タンスだらけの寝室)

    (断熱・通風・床暖房・バリアフリー)

    省エネ改修のエコポイントもリフォームの大きなきっかけでした。
    底冷えが厳しい1階住戸にも関わらずほぼ無断熱であり、冬は必須となっていたホットカーペットによる両親の転倒が心配でした。サッシは隙間風と冬場の結露がひどく、サッシ周辺にはカビなどのダメージもありました。
    一方で風が通らない間取りのため、夏は暑くて常にエアコンが必要でした。
    今回はホットカーペットをなくすために床暖房を入れ、同時につまづきやすい段差はできるだけ解消しバリアフリー化も図りました。

    (間取り・採光・天井高さ)
    さらに、長年の一番の不満は間取りです。
    昭和40〜50年代に建てられたマンションの間取りに共通することですが、南側の和室は日当たりが良いものの、中央のLDKは全く日の当たらない「アンドン部屋」でした。
    部屋は細かく区切られすぎて狭く融通が効かず、廊下も狭く生活に不都合が多く出ていました。

    BEFORE(日のあたらないアンドン部屋のリビング)

    BEFORE(転倒が怖い本棚と、床には必須のホットカーペット)

    BEFORE(狭くて物があふれて納まらない玄関・廊下・洗面)

      

    (無垢の木と珪藻土の家へ)
    リフォーム前の実家の居心地の悪さはなかなか強烈で、「片付けられない」「暗い」という2大要素にもう一つ、「ビニールクロス」「複合フローリング」といった新建材の気持ち悪さもありました。ペタペタ・ベタベタといった触り心地の悪い素材に囲まれる息苦しさ…精神衛生にも家の「素材」というのは大きく影響しているように強く感じます。

    (予算・DIY・直接工事・分離発注)
    500万円という限られた予算でできることを最大限にするために、DIYで可能な工事はできるだけ住まい手で行いました。
    また、各専門職種の工事はできるだけ分離発注をして施主と各工事が直接契約をし、大工・電気・建具といったそれぞれの工事を設計者(=施主)が調整・統括することで、経費を抑えてコストコントロールを図っています。
    (快くご協力いただいた工務店や各職種のみなさんのおかげで出来たことです。)
    システムキッチン・ユニットバス・トイレといった住設機器の更新は15年前に行っているので今回は計画からはずし、間取り・内装・温熱環境・バリアフリーの改修に絞り、予算配分しています。

    ■改修プラン
    (収納計画)
    改修前のDKと和室の間にあった押入が採光と通風を阻害していたのでこれを撤去し、玄関を狭くしていた収納も撤去して、新たにLDKの横に大きな2wayの納戸を作りました。
    戸境壁に沿って壁面に固定の収納を多く造り付け、収納量を大幅に増やしています。
    サンルームをふとん収納付きの小上りに造り替えたり、天袋を増やすなど、「隙あらば収納」を入れています。

    (採光・通風)
    既存の押入を撤去し、改修後のLDKと南側和室や座敷の間仕切りはフルオープンできる4枚引き分け障子とし、障子を閉めていても常にLDKには屋外の光が感じられる空間にしています。
    また、納戸の欄間部分はオープンにしてLDKの一部とすることで空間的な広がりも得られ、洋室の押入壁の一部も撤去し納戸とつなげることで、南北方向の通風も確保しました。
    ■改修後写真
    LDKと座敷・和室の間仕切りを4枚引き分けのワーロン障子としたため、中央のLDKも常に明るい広がりのある空間となりました。
    急な来客時や厳寒や猛暑の時には障子を閉じておいても、LDKには屋外の光が柔らかく拡散されて明るく落ち着いた空間になります。
    大きな梁と垂れ壁がRC造で撤去できなかったために、これを逆手に飾り棚として利用して見せています。
    襖は改修前のものを転用しローコストを図るだけでなく古家具とあわせて部屋を暖かい印象にしています。テーブルは栗、飾り棚はタモ、柱は杉、床板はクルミと、いろんな樹種の木を組み合わせて楽しんでいます。 
    サッシにはすべて内窓を取り付けたので気密と断熱性能は格段に向上し、窓の結露はなくなりました。
    座敷の小上がりはベンチやベッドにもなり、この下にダンパーを使った収納を造り、寝具が入れられるようになっています。
    和室は母の寝室にもなるため、いろいろと写真や小物が置けるような飾り棚も造り付けています。
    LDKにつながる納戸は、高さをぐっと抑えることで天井が一体でつながり、リビングが広く開放的に感じる効果があります。出入り口を2方向に設けて便利に収納できるようになっています。この障子も既存のものを再利用です。
    床には断熱材と床暖房を入れました。
    壁の珪藻土塗り、天井の自然塗料塗りは、下地ごしらえから全てDIYです。
    狭かった玄関と廊下と洗面は少しずつスペースを広げ、廊下の引戸を開けておけばいっそう広く感じるようにしています。靴入れだけでなく、小物入れやスリッパ入れを兼ねた飾り棚なども造り付けています。
      
    洗面は結露を防ぐために壁・天井とも珪藻土を塗りました。床にはサーモタイルを敷いています。
    父の仕事部屋兼寝室である洋室は、ベッドの奥にクッション付の背もたれ収納を造り付け、昼はソファとして使い、夜はベッドを手前に引き出して休めるようになっています。クッションの蓋を下にあけると収納になります。
    限られた予算の中での部分改修ではありますが、自然素材に包まれて父母ともに気持ちよく暮らしてくれていること、片付けやすく来客を招きやすくなったこと、それによって以前よりも和やかに過ごせるようになったことが収穫かと思います。
    私自身が「帰りたい家」になってくれてホッとしています
    リフォームした2011年には76歳だった両親も、今では85歳。介護も本格的に始まりました。
    これから更に要支援・要介護の状況に変化していくことも予想され、引き続き、介護保険の利用なども視野に入れながら、設備の更新なども順次進めていく予定です。
    ご協力いただいた皆さん、あらためてありがとうございました。

    テレワークできるワークコーナー

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      「姫室の家」の住まい手さんから、「最近は在宅で仕事をしてますが、リビングのカウンターに会社のパソコンを置き、すごく快適です!」とご連絡をいただきました。

       

      わざわざ連絡くださったのも嬉しく、いろんなところに作ったワークコーナーのカウンターが思わぬ大活躍していることも嬉しいお知らせでした。

       

       

       

       

      設計中は、「お子さんの勉強を見つつ、家事をしつつ、持ち帰った仕事もできれば」と空想だったのが、良い形で工夫して使ってくださっているようです😊

       

      「姫室の家」は、「おうちで子供たちが運動できる」というアスレチックな部分もあるので、健康で楽しく過ごしていただけると嬉しいです♪

       

       

       

       

      #暮らしの設計 #ワークコーナー #家でお仕事 #気持ちよく暮らす #暮らしの設計ツキノオト #住まいの工夫


      「二人暮らしの平屋の家」の日照シミュレーション

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        「二人暮らしの平屋の家」の計画で最も気を使ったのは、敷地の高低差と日当りです。

         

        この敷地は緩やかな斜面地で、南東が高く北西に向かって下っていく勾配になっています。

        南側と東側の隣地のほうが計画地よりも1〜2mぐらい地盤が高く、さらにその隣地に建っている建物から冬は日影が長く伸びてきます。

         

        ↓この写真の右手の住宅が南側隣地、左手の四角い白い建物が東側隣地。

        南東側の敷地が高くなっているのが分かります。

         

         

        日当りのことを考えると計画敷地の地盤は高くしたい。

        しかし地盤の高さを上げすぎると、道路・アプローチから玄関までの高低差が大きくなって、階段の上り下りが多くなる。

        「日当りはいいが、道路面から上げすぎない」ちょうどいい頃合いの地盤高さを探ることになります。

         

        また、建物の高さも高くして光を取り入れたい。

        しかし今回は平屋を希望されているので、あまりタッパを高くはできない。

        一部の天井高さを上げてハイサイド窓を設けるなどしつつ、建物全体の高さは控えめに抑えたい、という主旨で計画をスタートしました。

         

         

         

         

        大まかな配置のイメージはこの通り。
        敷地の南東角は隣地からの影が伸びてくるので、ここは庭にして建物は窪ませる。

         

        庭の目隠しになる小さな下屋を設ける。

         

        建物の中央部分は天井高を上げて高窓を設ける。
        そして広い敷地を生かして、居室はできるだけ南面させる。

         

        この配置から平面と立面を固め、プランを確定し、SketchUpという日照シミュレーションソフトで日当りがうまくいくかを確認しました。

         

         

         

         

        周辺状況もあわせた模型も作りましたが、これを見ても南と東の隣棟が平屋よりもずいぶんと高いことがよく分かります。

         

        設計仲間である水の葉設計社の中野さんに温熱アドバイザーとして、この住宅もシミュレーションしてもらい、意見を聞きながら窓の位置を確定したり、軒の出や軒の高さ、床の高さを確定しています。

         

         

         

        冬至は太陽高度が低いため、建物の日影が長く伸び、その一方で窓に差し込んだ光は奥まで差し込みます。
        逆に夏至は太陽高度が高く、日影は短くなり、深い軒を出しておけば室内には日が差さないようになります。
        SketchUpは、1年を通しての日影の変化や、隣棟からの影響などをわかりやすく示してくれるソフトです。

         

        その結果がこちら。

         

         
        ↑南西外観−冬至12時 

        ↑南西外観−夏至12時

         

         
        ↑南西鳥瞰−冬至12時   

        ↑南西鳥瞰−夏至12時

         

         
        ↑南東外観−冬至12時 

        ↑南東外観−夏至12時

         

         
        ↑南東鳥瞰−冬至12時 

         

        ↑南東鳥瞰−夏至12時

         

        これを見ると冬至には平屋の壁に日が当たり、夏至には平屋の壁には日が当たっていないことが分かります。

         

        室内側から見た日の差し方も大きく変わります。

         

         
        ↑寝室−冬至12時

        ↑寝室−夏至12時

         

        この寝室への日当りの違いがとても分かりやすいです。

        冬至の日差しは窓から部屋の奥まで届いています。

         

        これらのシミュレーションを繰り返し、住まい手にも確認していただきながらプランや高さや窓を決定しています。

         


        「二人暮らしの平屋の家」の平面プラン

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          70代のご夫婦が暮らす「二人暮らしの平屋の家」は5月末に竣工予定です。

           

          近所の2階建てに住んでおられるご夫妻が、これから安心して快適に暮らすため移り住まれる平屋です。

          お近くのお子さんが遊びに来られたり、ご家族で集まったり次世代にも住み継がれることも想定しています。

           

          敷地面積が67坪とゆったりしているため、LDKと和室とご夫婦それぞれの寝室をすべて南面させました。

          とにかく明るい家をとご希望で、どの季節も終日どの部屋も明るくなるようプランしています。

          スケッチアップによる日照の検討は次の記事をご覧ください。→)

           

           

           

           

          屋外は来客分も含め2台の駐車場が南西に、ポーチ・玄関の奥に囲まれた庭が南東にあります。

           

          西側道路からアプローチしやすく、かつ縁側とアプローチの植栽により寝室から車が丸見えにならず、道から寝室も見えず、しかし縁側の掃き出し窓から十分に日の光が差すということを考えています。

           

          敷地に高低差があることと採光・水はけの兼ね合いで、アプローチと縁側には1m程度の段差がありますが、将来ここに段差解消リフトを設置すれば万が一の車いす対応にもなりバリアフリーにも役立つ縁側になります。

           

           

           

          ↑これは南西カーポート側からの鳥瞰。

           

          奥の庭は道からは見えない、プライバシー保たれた落ち着いた雰囲気の庭です。

          LDKと和室からいつでも緑が楽しめて、奥さんが植木や花や野菜作りを楽しまれる予定です。

          ポーチの格子戸から直接、庭に入れますので、肥料や園芸の道具を運ぶのも便利です。

           

          玄関ホールからリビングに入ると、中央のLDKは天井高さ4mと開放感があり、ハイサイド窓から十分な光が差し込みます。

          キッチンも同じ天井高さで、北側の高窓はリモコンで開閉できる仕組みで、夏場の温かい空気を排熱しつつ、北側の安定した光を取り入れます。

           

           

           

          ↑北西からの模型写真。北と西の壁には視線除けと防犯の縦格子が並びます。

           

          大屋根の棟のあたりの北側がキッチンで、上の高窓から排気します。

          このキッチンの上に、将来的にはロフトなど設けることもできるような天井高さです。

           

           

          ☆船木のプランの多くが、家事動線など人の動きがスムーズな回遊動線が多いプランになっていますが、こちらの平屋もグルグルといろんなルートを回れるおうちになっています。

           

          キッチン〜洗面・洗濯〜物干しデッキの動線は特に大切で、むだな遠回りをしないレイアウトです。

          デッキは軒の深い大屋根がかかっているので突然の雨でも洗濯物は濡れません。

           

          デッキへ和室からもリビングからも出入りできるので、取り入れた洗濯物は和室でテレビを見ながらたたむのもよしアイロンかけるのもよし、物干しから直接、寝室の方へ取り込むにも便利です。

           

           

           

           

          年齢を重ねると、トイレの位置はとても大切です。

          寝室から離れていないことが一番、そしてLDKからも近く、他の場所からもスムーズに行けるのがベターです。

          かといってLDKから直接見えるような位置も避けたいです。

          玄関や和室といった来客を通すところの真横も避けましょう。

          そして、寝室からトイレへは足元灯など常夜灯を設けることも大切です。

           

           

          ☆和室は5.5畳とコンパクトですが、茶の間・客間・仏間とさまざまな機能を兼ねます。

          小さくてもリビングと一体使いができ、デッキや庭とつながっているので全く狭く感じません。

          冬はコタツを置いてくつろがれる予定です。

          来客が泊まるときなどはリビングとの間の障子をしめれば籠る部屋としても使えます。

           

           

          ☆寝室は隣り合わせの夫婦別寝室です。

          間の壁には吸音材を入れて、互いの物音が聞こえすぎないようにしました。

          どちらかが体調が悪い時など、隣の様子が気になる時は引戸を開ければOKです。

           

          それぞれの納戸やウォークインクローゼットを通り抜けられるようにしています。

          納戸は書斎などに転用できるぐらいの広さがあります。

           

          縁側は、寝室から玄関やリビングへの動線にもなり、屋外と寝室との間の緩衝となるバッファーゾーンとして設けています。

          冬は日が差しポカポカと暖かく、春秋は風が通り、夏はアプローチにグリーンカーテンを茂らせて葉陰を楽しむ空間になります。

           

           


          キッチンの動線・プラン・材料について

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            中瀬古工務店のモデルハウス「日美の家」のキッチンについて

             

            こちらはモデルハウスとして1年程度オープンしたあと、中瀬古さんのご自邸になる家です。

             

            実際に暮らす家なので、水廻りも見た目だけでなく実用性を重んじて設計しています。

             

            キッチンは特に、使い勝手については奥さんの意見をいろいろと伺いながら、見た目のデザインは中瀬古さんの希望もお聞きして設計しました。

             

            施工はおなじみのogumaさんに今回もお願いし、現場で再打合せをして詳細をつめました。

             

             

            キッチンの動線やプランや材料は、私には譲れない大切なポイントがいくつもあります。

             

              ・玄関〜パントリー〜冷蔵庫〜キッチン〜洗面〜洗濯への動線がスムーズであること。

             

              ・キッチンからLDへの動線もできるかぎり2wayにして遠回りしないで済むこと。

             

              ・キッチンにいながら家全体や家族の様子がよくわかること。

             

              ・キッチンから庭やテレビも見えること。

             

              ・自然光でも十分に明るく、窓から風も抜けること。

             

              ・たくさんの雑多なものが適切なところに収納できて、取り出しやすく仕舞いやすく、

               かつ1歩から数歩で手が届くこと。

             

              ・ゴミ箱や雑巾など、見せたくないものが隠せる場所を用意しておくこと。

             

              ・住まい手の好みにあわせ、見せる収納と隠す収納を使い分けること。

             

              ・床にゴミが落ちやすく汚れやすいので、床材はよく打合せし調整を重ねること。

               (掃除しやすく、かつ足触りもよく、冬は温かく、夏はべたつかない素材)

             

              ・水がかかるところ・湿気るところには、ベニヤや突板を使わないこと。

               (引出しも水がかり部は無垢板にしないと、接着した面材はめくれるか膨れる)

             

              ・シンク用カウンターは無垢板を避け、ステンレス・人工大理石などの

               水に強いメンテしやすい素材とすること。

             

             

            「日美の家」の場合は、これらに加え、

             

              ・冷蔵庫が目立たず、キッチン・ダイニング・パントリーのそれぞれから

               アクセスしやすい場所にする。

             

              ・キッチンと薪ストーブを近くにして、調理にもストーブを使えるようにする。

             

            などもこだわっています。

             

             

            収納については、住まい手の生活の仕方を聞き取りながら、その方に応じて詳しく場所を決めていきます。

             

               家電の置き場所、炊飯器のスライド収納をつけたいか、

             

               根菜類・フルーツ・パン・菓子・乾物の置場所、

             

               ポットとお茶やコーヒーなど飲み物とカップの置き場、

             

               カトラリー・調味料の場所、お酒やワインの置き場

             

               飲み薬や筆記具の場所、料理本やメモ・書類のコーナー、タブレット置き場、

             

               ゴミの捨て方・分別方法・ルート・ストック場所、

             

               洗った牛乳パック・ペットボトル・ふきん・まな板をどこに干すか、

             

               大鍋・ホットプレート・ウォーターサーバー・脚立など大きな物の場所…

             

            おそらく家事をしない方には興味をそそられない細々としたことが、実際の生活の中ではとても大切なことになります。

             

            お気に入りのキッチンを作るために、ひとつひとつ想定して考えていきましょう。

             

             

            「日美の家」では、床材はリノリウムにして床暖房も入れています。

             

            (※床板は無垢フローリングでもいいですが、床暖房を入れると隙間ができます。

            私の家では隙間に細かいゴミが挟まって掃除がしにくいので、「日美の家」ではリノリウムをお勧めしました。)

             

            下段収納の引き出しはタモとナラの無垢板で、上部のみ深い色味のウォールナットにしてアクセントにしています。

             

            カウンタートップはステンレスのバイブレーション仕上げで、2つシンクがあります。

             

            アイランド側にメインのシンクを設け、洗い物はこちらで。

             

            IHヒーターがある背面カウンターにサブシンクも設けて、野菜やお米を洗ったり、調理用の給水はこちらを使います。

             

            こうすると調理に使った水が床に落ちることもありませんし、何人かでキッチンに立つときに2ヶ所シンクと給水があるととても便利です。

             

            壁のタイルは中瀬古さんご夫婦が選ばれた平田タイルのタロス。

             

            クラフト感のあるタイルで、シックながら温かみがあります。

             

            吊り戸棚にはダウンライトも設置し、雰囲気のあるキッチンになりました。

             

             

             

             

             

             

             


            ツキノオト10周年を迎えました!

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              みなさん、お元気にしておられますか?

              「暮らしの設計ツキノオト」は今日でちょうど10周年となりました。

              時代はちょうどcoved-19の対策のさなか、住まいや暮らしについても転換期を迎えるタイミングでの10周年かもしれません。

              個人的には家族のためにせっせと感染防止と家事をしつつ、自宅で仕事をしています。

               

               

               

              ツキノオトのこれからのビジョンや社会的な使命について、私の信念が揺らぐことはありません。

              仕事の仕方やコミュニケーションの取り方は、社会状況にあわせ工夫する必要はあるかもしれません。

              が、私はこれまでも住む人の目線で暮らしやすい心地よい家を目指して設計してきましたし、防災や健康や安心といったことも真摯に考えてきました。

              その姿勢は何も変わることはないし、「住まい」に求められる要素は益々増えてきます。

               

              ・・・・・・・・

               

              災害が来ても安全で、被災時も家を出ずに暮らし続けたい。

              家でも仕事ができるようにしたい。

              家にいても自然を感じられて外とつながる開放的な雰囲気はほしい。

              子供が家の中で走り回ったり思い切り遊べるようにしてほしい。

              庭で野菜を育てて食べたい。

              花や実を楽しむ植物もほしい。

              家族それぞれが篭れるようなプライベート空間がほしい。

              帰宅時にすぐに手洗い・洗濯・消毒できるようにしたい。

              介護しやすい間取りにしてほしい。

              日当たりがよく家の中を風が吹き抜けるような間取りにしたい。

              来客に対応できる離れがほしい。などなど…

               

              ・・・・・・・・・

               

              かえって夢が広がるような家づくりやリフォームができる気がします。

              自分がやるべきことと求められることは何ら変わりません。

              これからは私の日々の暮らしの中での工夫を伝えたり、今までの設計プランのミソなど解説したり、みなさんに伝えることにも力を入れていくつもりです。

              ちなみに写真は自宅の寝室&ワークスペースです。

              奥の小上がりは布団収納になっており、木の蓋をあげて布団をしまい、今は奥の机で仕事をしています。

               

               

              疲れたら手前の畳コーナーでラジオ体操したり、しばらく外の緑を眺めて日向ぼっこしたり…。

              あらかじめ仕事できるスペースを作っておいて今回は役立ちました!

               

               

              そして、窓から見える景色は本当に大切です。

              ここは住宅密集地ですが1階のため窓の前は緑が広がります。
              簡単なIKEAのブラインドで道路向かいからの視線を切れば、マンションの共用部の裏庭がまるで自分の庭のよう。。。
              都会のSOHO・ホームオフィスにも緑の癒しは大切です。

              日美の家の薪ストーブイベント(その2)

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                日美の家の薪ストーブイベント2日目。
                お天気にも恵まれたくさんのお客さまに来ていただきました!

                ピザ焼いて焼き芋焼いてお茶入れてとバタバタしましたが、肝心の設計の説明などはほぼできず、皆さんにちゃんとお構いできずに失礼しました。

                春まではいつでも見学できるということですので、またゆっくり見たいという方がおられましたらご連絡いただければと思います。

                 



                今日は晴れたこともあり、薪ストーブが暖か過ぎてちょっと窓を開けるほどでした。

                寝室はサンルームからの集熱でこちらもポカポカ。

                断熱性が良いので朝と夜に薪ストーブをしっかり焚いたら、昼間はあまり薪をくべないでも暖かい家になりそうです。

                 

                 

                 



                今回はピザと焼き芋でしたが、ストーブの上でビーフシチューなど煮込み料理をじっくり時間をかけるのも美味しそう!


                家の真ん中に置いてみんなで火を囲み、家全体を暖め、しかもキッチンの近くで料理に使いやすい位置にして正解だったと分かりました。

                 

                 

                日美の家は照明も温かい色合いのものを入れているので、夕景から夜景もよい雰囲気です。

                 


                日美の家の薪ストーブイベント(その1)

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                  「日美の家」の薪ストーブイベント1日目。


                  次々と多くの方にお越しいただき、ピザや焼き芋などご賞味いただきつつ薪ストーブのある暮らしを楽しんでいただきました!
                  雨の中をお運びくださりありがとうございました!

                   

                   

                  憩暖の劔持さんご夫妻が上手に火の加減を操りつつ、ピザはコンガリ焼き立てを、お芋はじっくりと甘く柔らかく蒸し焼きになったものを振る舞ってくださいました。

                   

                   

                   


                  上手な焼き方や火加減のコツを教えていただいたので、明日は私も挑戦してみようかな〜?と思います。
                  うまく焼けるかな??

                   

                  私は明日は11時〜15時ごろまでいる予定です。
                  よろしければ遊びにいらしてくださいませ〜☆

                   

                   

                   

                   


                  庭石の見学へ

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                    今日はお庭に使う石を見せていただくために、大阪狭山市の「恵那興産」さんへ。


                    ちゃんと色んな石を見て説明していただくのは初めて!!
                    すっごいすっごい面白かったです。

                     

                     

                     

                    案内くださった壺井社長のお話がどれも興味深く、あと何日かお話を伺いたいほど。
                    いろんな石の産地や文化や由来や性質のお話が楽しく、石への愛溢れる壺井社長ご自身がとてもキラキラされていました。

                     

                     

                     

                     

                     

                    チャート、六方石、玄武岩、鉄平石(諏訪・佐久・丹羽)、

                    美濃石、木曽石、犬島花崗岩、溶岩、伊勢砂利、淡路砂利、

                    高知の赤石、徳島や和歌山の青石、

                    柱状節理、板状、方状、放射状などなど

                    ブラタモリのような地質・地層の話も交えつつお話いただきました。

                     

                    奥のカゴ入りが美濃石。

                     

                     

                    徳島の青石

                     

                     

                    柱状節理の六方石

                     

                     

                    溶岩の踏石

                     

                     

                    淡路砂利など

                     

                     

                    ほんのさわりを伺っただけでしたが、しっかり学んでいつか自分の設計したお家に合う石が分かるようになりたいです。

                     

                    山や木を見に行く時と同じトキメキと興奮!
                    もっと深く知りたいです。

                     

                     

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                    薪ストーブイベントのお知らせ

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                      突然ですが、2/22(土)と2/23(日)に大阪狭山市のモデルハウス「日美の家」で薪ストーブ体験イベントをやります!

                      憩暖さんから薪ストーブの使い方をレクチャーしていただき、実際にピザを焼いたり、焼きイモを焼いたりしてみんなで食べるイベントですよ〜!

                       

                      「日美の家」のオープンは今年の春まで。
                      まだ見ていないという方はこの機会にぜひ!

                       

                      参加費はもちろん無料、予約も不要です。
                      ぜひ遊びにいらしてください(^^)/

                       

                       

                       

                       


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