モダンで伝統的な和室のデザイン

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    「二人暮らしの平屋の家」の和室。

     

    正面の吊押入の襖は、アクセントに藍鼠色にしました。

    ちょうどお布団が入る寸法にしています。

    下まで全部を押入にすると部屋が狭く感じますので、浮いたように見せています。

     

     

     

    吊押入の上は格子戸の中にエアコンを入れています。

    襖も格子戸も片引戸になっていて、お布団の出し入れもしやすく、エアコンの掃除もしやすくなっています。

    そして足元には狆くぐりが。

    床の間のようなデザインを取り入れています。

     

     

     

    このショットは見学会の一コマ。

    狆ではなくお子さんがくぐっておられました(笑)

    子供って遊べるところを見つける天才ですね♪

     

     

    側面の4枚襖は、生成りの色の「雲肌」という伝統的な手漉き和紙です。

    この雲肌を自宅に使って以来、すっかり気に入ってしまい、何軒かにオススメして使わせていただきました。

     

     

     

     

    特徴は、光の加減や見る角度で微妙に変わる表情、雲のような水のようなフワフワユラユラした独特の風情にあります。

    風味が濃くないので、面積の大きいところや、何気なく柔らかい雰囲気を作りたい時などに使います。

     

     

    ただ、化学的な加工のない手漉き和紙ですので、小さなお子さんがおられるお家や、丁寧に扱うのが難しい部屋にはお勧めできません。

    常に手で触れるとモケモケしてきますので、必ず引手を触るようなディテールが必要です。

    使い方が激しくなりそうな場所でしたら、柿渋紙など耐久性のある紙をお勧めしています。

     

     

    和室との取り合いの障子を閉めても意外と良いです。

    アクリワーロンで作った障子の組子は、ここは思い切って極あっさりとしたデザインにしています。

    リビングの空気感が柔らかくまろやかになります。

     

     

     

     

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    ダイニング周りの収納

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      「二人暮らしの平屋の家」のダイニングです。

       

       

       

      ダイニングテーブルの周りに細々とした収納を充実させています。

      テーブルの近くに引出しがあると便利ですよね。

      引出しの下にはA4サイズのファイルが入る戸棚を設けています。

       

       

       

       

      テーブルに乱雑に並びがちなもの、リモコン・文房具・書類・調味料・ティッシュ・お薬・メガネ・タブレットなどなど、ある程度どこにどんなものを仕舞うか想定しつつ寸法を決めていきましょう。

       

       

       

       

      テーブル横だけで収納できないものは、すぐ近くのカウンター(電話台)の戸棚に。

      電話台にはFAXを置き、ニッチ奥の壁はメモが貼れるようにマグネットが付く塗装鋼板にしています。

      この鋼板にはたくさんのリモコンやインターフォンが。

      シャッター雨戸・高所窓・ファンなどの電動リモコンは全てここに集中させています。

       

       

      戸棚にルーターやモデムといったゴチャつきやすい機器も収納できます。

      手の届く範囲に収納やリモコン置場があれば、使ったあとにテーブルに出しっぱなしということが減っていきます。

       

       

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      玄関をすっきり見せるちょっとの工夫

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        「二人暮らしの平屋の家」の玄関。

         

        上り框や靴箱の下に、靴が入るように30センチぐらい凹ませています。

        来客時など、玄関に靴が多く並ぶ時に、わざわざ靴箱にしまわなくても、上り框の下に突っ込んでおけば何となく片付いた雰囲気に。

         

         

         

        お掃除はたまにスティック型掃除機か箒でホコリを取ればOKです。

         

         

        あと、どうしてもほしいのが引き出し。

        玄関周りに細々したものを入れる収納はぜひともほしいです。

        自転車の鍵、靴のクリーム、ペン、判子、エコバッグ、ハンカチ、ティッシュ、マスクなどなど…。

        ここは引き出しが3つもあるので、雑多なものが全部入りそうです。

        靴の収納も十分。

         

         

         

        木の手摺もあわせてデザインし、靴箱のカウンターも手摺代わりに使えます。

        ベンチはあえて固定せず自由に動かせます。

         

        あとはコート掛けがいるかどうか?

        こちらは玄関から個室が近いので、コート掛けは要らないという判断になりました。

         

        吊り戸棚も付けていません。

        歳を重ねると高い場所の収納は使いにくいものです。

        アイレベルから下をどれだけ使いやすく、気持ちよく整えるかが大事です。

         

         


        「二人暮らしの平屋の家」の日照シミュレーション

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          「二人暮らしの平屋の家」の計画で最も気を使ったのは、敷地の高低差と日当りです。

           

          この敷地は緩やかな斜面地で、南東が高く北西に向かって下っていく勾配になっています。

          南側と東側の隣地のほうが計画地よりも1〜2mぐらい地盤が高く、さらにその隣地に建っている建物から冬は日影が長く伸びてきます。

           

          ↓この写真の右手の住宅が南側隣地、左手の四角い白い建物が東側隣地。

          南東側の敷地が高くなっているのが分かります。

           

           

          日当りのことを考えると計画敷地の地盤は高くしたい。

          しかし地盤の高さを上げすぎると、道路・アプローチから玄関までの高低差が大きくなって、階段の上り下りが多くなる。

          「日当りはいいが、道路面から上げすぎない」ちょうどいい頃合いの地盤高さを探ることになります。

           

          また、建物の高さも高くして光を取り入れたい。

          しかし今回は平屋を希望されているので、あまりタッパを高くはできない。

          一部の天井高さを上げてハイサイド窓を設けるなどしつつ、建物全体の高さは控えめに抑えたい、という主旨で計画をスタートしました。

           

           

           

           

          大まかな配置のイメージはこの通り。
          敷地の南東角は隣地からの影が伸びてくるので、ここは庭にして建物は窪ませる。

           

          庭の目隠しになる小さな下屋を設ける。

           

          建物の中央部分は天井高を上げて高窓を設ける。
          そして広い敷地を生かして、居室はできるだけ南面させる。

           

          この配置から平面と立面を固め、プランを確定し、SketchUpという日照シミュレーションソフトで日当りがうまくいくかを確認しました。

           

           

           

           

          周辺状況もあわせた模型も作りましたが、これを見ても南と東の隣棟が平屋よりもずいぶんと高いことがよく分かります。

           

          設計仲間である水の葉設計社の中野さんに温熱アドバイザーとして、この住宅もシミュレーションしてもらい、意見を聞きながら窓の位置を確定したり、軒の出や軒の高さ、床の高さを確定しています。

           

           

           

          冬至は太陽高度が低いため、建物の日影が長く伸び、その一方で窓に差し込んだ光は奥まで差し込みます。
          逆に夏至は太陽高度が高く、日影は短くなり、深い軒を出しておけば室内には日が差さないようになります。
          SketchUpは、1年を通しての日影の変化や、隣棟からの影響などをわかりやすく示してくれるソフトです。

           

          その結果がこちら。

           

           
          ↑南西外観−冬至12時 

          ↑南西外観−夏至12時

           

           
          ↑南西鳥瞰−冬至12時   

          ↑南西鳥瞰−夏至12時

           

           
          ↑南東外観−冬至12時 

          ↑南東外観−夏至12時

           

           
          ↑南東鳥瞰−冬至12時 

           

          ↑南東鳥瞰−夏至12時

           

          これを見ると冬至には平屋の壁に日が当たり、夏至には平屋の壁には日が当たっていないことが分かります。

           

          室内側から見た日の差し方も大きく変わります。

           

           
          ↑寝室−冬至12時

          ↑寝室−夏至12時

           

          この寝室への日当りの違いがとても分かりやすいです。

          冬至の日差しは窓から部屋の奥まで届いています。

           

          これらのシミュレーションを繰り返し、住まい手にも確認していただきながらプランや高さや窓を決定しています。

           


          「二人暮らしの平屋の家」の平面プラン

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            70代のご夫婦が暮らす「二人暮らしの平屋の家」は5月末に竣工予定です。

             

            近所の2階建てに住んでおられるご夫妻が、これから安心して快適に暮らすため移り住まれる平屋です。

            お近くのお子さんが遊びに来られたり、ご家族で集まったり次世代にも住み継がれることも想定しています。

             

            敷地面積が67坪とゆったりしているため、LDKと和室とご夫婦それぞれの寝室をすべて南面させました。

            とにかく明るい家をとご希望で、どの季節も終日どの部屋も明るくなるようプランしています。

            スケッチアップによる日照の検討は次の記事をご覧ください。→)

             

             

             

             

            屋外は来客分も含め2台の駐車場が南西に、ポーチ・玄関の奥に囲まれた庭が南東にあります。

             

            西側道路からアプローチしやすく、かつ縁側とアプローチの植栽により寝室から車が丸見えにならず、道から寝室も見えず、しかし縁側の掃き出し窓から十分に日の光が差すということを考えています。

             

            敷地に高低差があることと採光・水はけの兼ね合いで、アプローチと縁側には1m程度の段差がありますが、将来ここに段差解消リフトを設置すれば万が一の車いす対応にもなりバリアフリーにも役立つ縁側になります。

             

             

             

            ↑これは南西カーポート側からの鳥瞰。

             

            奥の庭は道からは見えない、プライバシー保たれた落ち着いた雰囲気の庭です。

            LDKと和室からいつでも緑が楽しめて、奥さんが植木や花や野菜作りを楽しまれる予定です。

            ポーチの格子戸から直接、庭に入れますので、肥料や園芸の道具を運ぶのも便利です。

             

            玄関ホールからリビングに入ると、中央のLDKは天井高さ4mと開放感があり、ハイサイド窓から十分な光が差し込みます。

            キッチンも同じ天井高さで、北側の高窓はリモコンで開閉できる仕組みで、夏場の温かい空気を排熱しつつ、北側の安定した光を取り入れます。

             

             

             

            ↑北西からの模型写真。北と西の壁には視線除けと防犯の縦格子が並びます。

             

            大屋根の棟のあたりの北側がキッチンで、上の高窓から排気します。

            このキッチンの上に、将来的にはロフトなど設けることもできるような天井高さです。

             

             

            ☆船木のプランの多くが、家事動線など人の動きがスムーズな回遊動線が多いプランになっていますが、こちらの平屋もグルグルといろんなルートを回れるおうちになっています。

             

            キッチン〜洗面・洗濯〜物干しデッキの動線は特に大切で、むだな遠回りをしないレイアウトです。

            デッキは軒の深い大屋根がかかっているので突然の雨でも洗濯物は濡れません。

             

            デッキへ和室からもリビングからも出入りできるので、取り入れた洗濯物は和室でテレビを見ながらたたむのもよしアイロンかけるのもよし、物干しから直接、寝室の方へ取り込むにも便利です。

             

             

             

             

            年齢を重ねると、トイレの位置はとても大切です。

            寝室から離れていないことが一番、そしてLDKからも近く、他の場所からもスムーズに行けるのがベターです。

            かといってLDKから直接見えるような位置も避けたいです。

            玄関や和室といった来客を通すところの真横も避けましょう。

            そして、寝室からトイレへは足元灯など常夜灯を設けることも大切です。

             

             

            ☆和室は5.5畳とコンパクトですが、茶の間・客間・仏間とさまざまな機能を兼ねます。

            小さくてもリビングと一体使いができ、デッキや庭とつながっているので全く狭く感じません。

            冬はコタツを置いてくつろがれる予定です。

            来客が泊まるときなどはリビングとの間の障子をしめれば籠る部屋としても使えます。

             

             

            ☆寝室は隣り合わせの夫婦別寝室です。

            間の壁には吸音材を入れて、互いの物音が聞こえすぎないようにしました。

            どちらかが体調が悪い時など、隣の様子が気になる時は引戸を開ければOKです。

             

            それぞれの納戸やウォークインクローゼットを通り抜けられるようにしています。

            納戸は書斎などに転用できるぐらいの広さがあります。

             

            縁側は、寝室から玄関やリビングへの動線にもなり、屋外と寝室との間の緩衝となるバッファーゾーンとして設けています。

            冬は日が差しポカポカと暖かく、春秋は風が通り、夏はアプローチにグリーンカーテンを茂らせて葉陰を楽しむ空間になります。

             

             


            庭石の見学へ

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              今日はお庭に使う石を見せていただくために、大阪狭山市の「恵那興産」さんへ。


              ちゃんと色んな石を見て説明していただくのは初めて!!
              すっごいすっごい面白かったです。

               

               

               

              案内くださった壺井社長のお話がどれも興味深く、あと何日かお話を伺いたいほど。
              いろんな石の産地や文化や由来や性質のお話が楽しく、石への愛溢れる壺井社長ご自身がとてもキラキラされていました。

               

               

               

               

               

              チャート、六方石、玄武岩、鉄平石(諏訪・佐久・丹羽)、

              美濃石、木曽石、犬島花崗岩、溶岩、伊勢砂利、淡路砂利、

              高知の赤石、徳島や和歌山の青石、

              柱状節理、板状、方状、放射状などなど

              ブラタモリのような地質・地層の話も交えつつお話いただきました。

               

              奥のカゴ入りが美濃石。

               

               

              徳島の青石

               

               

              柱状節理の六方石

               

               

              溶岩の踏石

               

               

              淡路砂利など

               

               

              ほんのさわりを伺っただけでしたが、しっかり学んでいつか自分の設計したお家に合う石が分かるようになりたいです。

               

              山や木を見に行く時と同じトキメキと興奮!
              もっと深く知りたいです。

               

               

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              平屋の家の建て方でした!

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                今週は中瀬古工務店さんの平屋の現場の建て方でした!


                平屋ですがハイサイドからの日当りを考慮して1.5層ぐらいの高さがあり、床面積が広いためかなり大きな家に感じます。


                引き続き安全第一でよろしくお願いします!

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                 

                 


                平屋の家の木配り in 阪口製材所

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                  先週は吉野の阪口製材さんにおじゃまして木配りでした!


                  中瀬古さんと棟梁の西川さんとご一緒です。


                  今回は見せる柱・梁は少ないのですが、化粧の材は赤身の美しいものばかりを揃えてくださってました〜♪

                   

                   


                  今度の平屋の家も西川棟梁の手刻みになります。


                  久々に阪口さんのお父さんのお話も伺えて、吉野林業にまつわる含蓄のあるお話はまだまだ聞き足りないものでした。


                  化粧もの以外も隠れるところに使うには惜しい木材ばかりでしたが、大切に使わせていただきます!

                   

                   

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                  「二人暮らしの平屋の家」の地鎮祭です

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                    昨日は快晴の大安吉日。

                    中瀬古工務店さんとの2件目の地鎮祭でした〜!

                     


                    今度は平屋のお家です。

                    70代のご夫婦が気持ちよく暮らせるおうちです

                    どこのお部屋も明るくするためにいろんな工夫をしています。

                    モデルハウスのすぐ近くなので、モデルにお越しの方はこちらの現場にも是非お立ち寄りください。


                    私はまだまだこれから書かないといけない図面もたくさん。
                    神様に現場の安全をお祈りしつつ、設計も気を引き締めて参ります!

                     

                     

                     

                     


                    「平屋の家」の設計スタートしました

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                      いつもよりバタバタ慌ただしく落ち着かないGW。

                      中瀬古工務店との協働・2件目のプレゼンテーション。

                      今度は70代のご夫婦が暮らす平屋の家です。

                       

                       

                       

                      南東側の隣地と建物が高く冬は日影を長く落とすので、いかに光を入れながらバリアフリーの家にするかが課題です。

                       

                      光を入れることを優先すると敷地や床高を上げたくなるけど、道路からのアプローチを考えると上げたくない。

                       

                      私が模型を作りつつ、今回も水の葉設計社の中野くんにスケッチアップを作っていただき、季節ごとの日の入り方を検証し、ベストな高さを探ります。

                       

                       

                       

                       

                      中瀬古さんと住まい手さんにプレゼンして、ほぼ変更希望なくプランは固まりました。

                      が、鬼門チェックの要望があったので、そこをクリアできるかGW明けたら検討します。

                      合理的にいい環境の家を設計しながら、精神的にも安心できるお家にするべくプラッシュアップします。

                       

                       

                       

                       

                       


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