左京の家にお呼ばれに行って来ました〜♪♪

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    2月にお引渡ししたTさんの奥さまから8月にお電話をいただきました。
    「一度、原田さん達とゆっくり食事に来てください。」という、
    なんともありがたい嬉しいお誘いでした♪♪

    奈良左京のTさんは、もともと、私の知人の原田純子さんと田中貴子さんという2人のお姉さまからご紹介いただき、そのご縁で今回のリフォームをさせていただいたのでした。 
    Tさんと初対面のときからお姉さま方に立ち会っていただき、そのみなさんの信頼関係がもとで、無事にリフォームができたのでした。

    竣工後も気軽に呼んでいただき、よい関係で、しかも手料理をごちそういただくなんて、
    設計者としてこんなに嬉しいことはありません!
    喜んでイソイソとおじゃまさせていただきました〜♪♪

    Tさんと田中貴子さんは仲の良いイトコで、しかもお2人ともお茶会などを開かれる飲食のプロでもあります。
    すべてTさんお手製の、驚きのステキなごちそうが並んでいました!!




    ↑盛り付けに庭の植物を使うとか、かっこよすぎます!!





    何品あっただろう。。。たぶん全ては写しきれていません。



    素敵なお姉さま方です!
    こんなに何品もきれいに作れる女になりたい。。。
    しかも夏らしいメニューで、どれもとっても美味しかったです!!



    ごちそうのあとにも、中国茶や紅茶やデザートが次々と。。。



    こんな素敵な食事をゆっくりさせていただくなんて、贅沢な時間で感謝感謝です。。。(泣)

    夏なので庭の木々も青々とステキでした。



    Tさんご一家がとてもきれいに家を大切に生活していただいてることもわかって、それも嬉しかったです!
    設計やインテリアのプロでもある田中貴子さんや原田さんに、「よくやった。船木さんにやってもらって良かった。」と言っていただけて、とてもホッとしました。
    お2人とも本物を見る目や審美眼が肥えてる方なので、太鼓判押していただいて安心しました。


    何より、住まい手さんやお仲間といっしょに、こういう場を一緒に楽しめるというのは、家を作る人間にとっては一番の幸せかもしれません。
    長期間いっしょに根気よく、家のことを一生懸命考えてくださった、心優しいTさんご家族にあらためてお礼申し上げます。
    よいご縁をくださり見守ってくださった、2人の素敵な女史にも感謝申し上げます。

    これからもよろしくお願いしまーす!





    奈良左京の建売住宅リフォーム、完成!(その4)・・・トイレ、和室

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      (その1)玄関 http://turezure.tuki-note.com/?eid=49
      (その2)LDK http://turezure.tuki-note.com/?eid=50
      (その3)浴室・洗面 http://turezure.tuki-note.com/?eid=51
      から続いて、左京の建売リフォームのビフォーアフター解説です!

      浴室横のトイレは以前はドアでした。
      ドアは狭いトイレを余計に狭くしており、くつずりの不要な段差もありました。
      Tさんは60代を向かえるご夫婦ですので、極力ドアは引戸に変えて、段差はなくした方が望ましいです。

       


      そして、トイレのアフターがこちら↓↓





      引戸を洗面側にスッキリ引き込めるようにしています。
      また、トイレを使っているかどうかすぐ分かるように、欄間ガラスも入れています。
      この欄間ガラスは狭い空間を広く感じさせる効果もあります。



      同じく狭いトイレを少しでも広く感じるように、壁の一部を凹ましてニッチ(飾り棚)をつくっています。
      ここは、飾るものが映えるように、あえて白く塗り回しています。
      ニッチの横の収納も目立たないように、白くペンキ塗り。
      壁の厚みの中で、トイレットペーパーや洗剤などが並べられるように、薄いさりげない収納をつくりました。



      トイレの床は、洗面と同じくコルクタイルの特殊樹脂ワックス塗装です。
      元は洗面もトイレもビニール床タイルで、Tさんは「掃除しやすいのでビニールでいい」とおっしゃっていたのを、船木は「それだけは絶対にやめましょう。」と、ここはカタクナに、「コルクタイルかサーモタイルかで!」と押し通させていただきました。
      結果的に気に入っていただいたのでよかったです。

      家は裸足で歩いても気持ちいいのが一番です。
      住宅に大切なのは「見た目の視覚」だけでなく、触覚・嗅覚など、五感に気持ちいいことが大切です。
      特に肌が直接触れる、床やテーブルといったところの素材を何にするのかというのは、大袈裟ですが私は「生きる感性」に関わると思っています。

      今は、「木に見えるビニール」「石に見えるプラスチック」といったニセモノの化学製品があふれすぎています。
      プラスチックならプラスチックらしくしておけばいいのです。
      ビニール床シートのペタペタした肌触りほど、人間の感性を阻害するものはありません。
      視覚だけでなく、触覚・嗅覚を大切にした家というのは、自然と本物の素材を使うことにつながります。



      最後は、1階の和室について。
      ここはTさんの奥さんの寝室も兼ねています。
      将来的にはご夫婦が高齢になって階段で2階にあがるのが面倒になったら、1階で生活の全てが成り立つ、ということも想定しています。

      その和室のビフォー↓


       

      和室はとにかく問題は収納でした。
      玄関やLDKの収納が足りていなかったために、押入をいろんなストックが占領してしまい、
      奥さんの布団や洋服をしまうスペースがなくなっていました。

      また、床の間がむだなスペースになってしまい、LDKやデッキとのつながりも悪いプランでした。
      ただ、全面的に改修するには、費用的にも構造的にも負担が大きかったため、できる範囲での部分的な改修を心掛けました。

      その和室のアフターがこちら↓↓



      まずは使われていなかった縁側を有効に使い和室を広く見せるために、
      縁側と和室の間にあった障子を、縁側のサッシ側に内障子として移動しています。
      そして縁側のデットスペースに新たに物入を追加しています。
      元の床の間はリビング側のPCコーナーに造り替えて、和室側には杉板の壁をつくり、同じく杉板の引戸をつけて、リビングと行き来ができるようにしています。



      以前の古めかしい襖の出入り口は、既存の障子のデザインにマッチするワーロン障子に変えました。

      玄関側から見るとこうなります。





      少し上品になって収納するべき物も納まりましたので、お正月など和室で過ごしたい時には座敷として使えるようになりました。



      今回は2階は構造補強工事と少しの造作工事だけにとどめ、1階を極力全面改修し、1階は構造・断熱・バリアフリー・素材・デザイン・使いやすさなどのプランと、全てにおいて手を入れています。

      1件まるごと100%リフォームできれば越したことはありませんが、予算を際限なく使うこともできません。
      決まった予算の中でリフォームを行うには、どこで家族が長く過ごすかを考え、また年齢とともに1階での暮らしが中心になるということを見据えて、優先順位を決めていきます。

      構造や断熱など、最低限の住宅の性能は底上げさせつつ、暮らしを読み取って生活スタイルにあわせ、バランスよく、かつ要所を重点的に、リフォームしていく必要があるのです。



      奈良左京の建売住宅リフォーム、完成!(その3)・・・浴室、洗面

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        (その1)玄関 http://turezure.tuki-note.com/?eid=49
        (その2)LDK http://turezure.tuki-note.com/?eid=50
        から続いて、左京の建売リフォームの水周りのビフォーアフター解説です!

        改修前は、キッチンから洗面・浴室へグルッと遠回りしないといけないプランで、
        洗面・洗濯から物干しへも遠回りで、家事動線のやたら長い住宅でした。
        改修後は、キッチンから洗面へ直接出入りできるようにして、かつトイレやホールにも通り抜けられる2wayの入口をもうけました。

        また、和室とリビングも改修前は行き来ができませんでしたが、
        改修で床の間をこわしてPCコーナーに造り替えると同時に、出入り口ももうけました。
        このように、よいプラン・使いやすい動線は、いくつかの方向に出入りできるようにすること、
        家の中をグルグルと回れる回遊型のプランにすることがとても大事です。
        いろんなルートで回れて、平面図にいくつも動線が○で書けるとよいプランなのです。


        洗面室・浴室のビフォーは、、、

         

         

        タイル貼りのお風呂は、非常に寒く冷めやすく、冬はつらい状況だったようです。
        LDKとも分断された間取りだったので、このままだと冬のヒートショックも起こりやすい環境でした。
        阪神大震災の影響でタイルにヒビも入っており、浴室の改修はぜひしておきたいところでした。



        その浴室のアフターはこちら↓↓





        リフォームしてずいぶん印象の変わったお風呂です!

        壁板と天井板は、吉野のヒノキです♪♪
        奈良県産材を使ったら補助金がいただける「エコポイントならプラス」という制度を使わせていただいたので、かなり安価で地元の奈良吉野のヒノキが使えました。
        浴室には、水や腐朽に強い、ヒノキ・ヒバあたりが最適です。

        浴槽に近い腰壁には、キッチンパネルの浴室用のものを使っています。
        タイルと違って目地が少ないので、掃除しやすく汚れにくいです。
        窓台には人造大理石を使っています。
        しょっちゅう水のかかる腰壁や窓台は、やはり板よりもこういった素材の方が安心して使えます。
        キッチンパネルも柄がきついものやテカテカしたものは飽きが来ますが、浴槽にあわせたマットな白を選ぶと違和感がありません。

        浴槽と洗い場はハーフユニットバスです。
        一般的なフルのユニットバスと違い、腰から上の部分は仕上げが自由にできて、かつ腰から下の防水性に優れた、フナキイチオシのお風呂です。


        木を使ったお風呂をいつまでもキレイに使うコツは、とにかく換気!です!
        久々におじゃましたこちらのTさん宅では、常に換気をされてて、大変きれいに使っていただいてました〜〜♪
        基本的に24時間換気を常に回し、入浴後はできるだけ窓を開けていただいています。
        板壁がかなり濡れている時は、あがる時にサッと拭き取ってもらったり、洗い場に水をサッとかけて湯気を抑えてもらったりすると、なお完璧です。
        そうすれば、特にゴシゴシ掃除したりする必要は全くありません。



        そして、洗面室のアフターはこちら↓↓







        洗面室からキッチン側にもトイレ側にも引戸をもうけ、通り抜けれるようにしています。
        引戸の上はどこも欄間ガラスを入れているので、戸を閉めていても狭さを感じません。

        床は防水性に優れていて、足触りもいい、コルクタイルの特殊樹脂ワックス仕上げです。
        壁は調湿に優れた杉板と、水がかかる部分はキッチンパネルを張っています。

        洗面台は既製品ではなく、カウンター・水栓・洗面ボウル・扉・引き出しを、住まい手の使い方にあわせカスタマイズしたものです。
        カウンター下の扉の中には、家族それぞれの着替えも入れられるように網かごの引き出しが組み込まれています。
        ミラーキャビネットは、Tさんご夫妻のこだわりで、LED照明つきの三面鏡を組み合わせています。

        キッチンから洗面を見るとこんな感じ↓



        キッチン→洗面・洗濯・浴室→物干しへの動線をいかにスムーズにするか、
        せっかくリフォームするときには、絶対に外せないポイントです。

        トイレや和室については、(その4)http://turezure.tuki-note.com/?eid=52  に続きます!

        奈良左京の建売住宅リフォーム、完成!(その2)・・・LDK

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           (その1)http://turezure.tuki-note.com/?eid=49
          から続いて、左京の建売リフォームのビフォーアフター解説です!

          LDKのうち、
          まずキッチンのビフォーは、、、
          以前の間取りでは玄関ホール入っていきなり、正面にキッチン丸見えでした。。。
          ホール入ってすぐのため、来客に全てのゴチャゴチャが見えてしまい、逆につながりのほしいダイニングとは吊戸棚で分断されていました。
          吊戸棚は高さが高すぎて使いづらく、電化製品の置場とは距離が空きすぎて、やたらと動線が長くなるキッチンでした。






          リビングダイニングも適切な位置に使いやすい収納がないために、物が納まらなくなっていました。
          どこのお家でも共通の問題ですが、電話・FAX・ルーター・パソコンといった情報関係のものの置場がなく、ご主人の趣味のオーディオ類も行き場なく床にあふれた状態でした。
          特にパソコンが掃出し窓の前に床置きであったため、どうも寛ぎにくいリビングになっていました。




          これらを改善するには、手の届きやすい場所に収納をもうけ、動線を使いやすく整理して、
          PCコーナーを作るなどの間取りの改修が必要でした。

          LDKのアフターがこちら↓







          まずキッチンは、ホールから丸見えにならないように、
          アイランドカウンターに手元を隠す腰壁を立ち上げました。





          ダイニングとキッチンを分断していた吊戸棚は外し、
          眺めのいい北側のウッドデッキにも、ダイニングにも回れる2wayの動線にしました。
          キッチンの電化製品はアイランドカウンターの下に納め、
          目線の高さにはゴチャゴチャと物を置かなくてもいいようにしています。


          リビングはPCコーナーを作るために、使われていなかった和室の床の間を取り壊し、
          PCテーブルを製作し、リビングを見渡せる落ち着いた書斎コーナーに変えました。
          PCテーブルも、ケーブルなどのゴチャゴチャが見えないように、
          そして手元が囲まれて落ち着くように、腰壁を立ち上げています。






          このコーナーから和室に直接出入りができるように、目立たない杉の板戸を付けています。

          PC机に腰掛けると、家族と会話をしながら、オーディオの音楽を聞きながら、出窓からの景色を楽しみながら、パソコンに向かうといった、小さな城になっています。



          出窓下にはカウンター棚を作り、ルーターや書類・DVDなど、あふれていたもの収納できるようにしています。



          出窓は、改修前は黒いサッシ枠が黒々と目立ち、重たい印象だったので、
          あえて白い内窓を入れて、木の枠を回して明るい出窓にしています。
          内窓にはLOW-Eガラスを入れ、断熱性も良くなりました。




          テレビ台も家具のogumaさんに製作してもらいました。
          今回はオーディオに詳しいご主人のご要望で、中のインジケーターが見やすいように透明ガラスの両開きをつけています。
          その両脇のスピーカー台は、阪口製材の吉野杉を、ツキデ工務店さんが張り合わせてくれた手作りのものです。
          スピーカーの音質が悪くならないように、無垢の吉野杉の芯去り材をギッシリすき間なく張り合わせているので、ずっしりと重厚なスピーカー台です。



          奥には南側に新たに増設したウッドデッキも見えています。
          これがあることでリビングが広くなったように感じます。
          改修前は、洗濯物を毎回2階のベランダまで運んで干してらっしゃいました。
          階段の上り下りも大変ということで、南側の物干し兼用としてウッドデッキを作り、
          透明屋根を増築して、雨が心配な日でも、干したまま外出できるようになりました。



          その洗濯や浴室などの水廻りについては、
          次の(その3)http://turezure.tuki-note.com/?eid=51 へ続きます。


          奈良左京の建売住宅リフォーム、完成!(その1)・・・間取り・玄関ホール

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             2012年の2月にお会いした奈良左京のTさんのリフォームが、2013年の2月に完成しました!

            一年前の2月に初めてお会いし、
            4月にはご一緒に今までの事例を見学して回ったり、リフォームの要望や予算を話し合ったり。
            5月に詳細調査をして、6月に調査報告。
            7〜9月に設計をして、
            10〜翌2月で工事。

            いろんなことを調べて検討し話し合い、Tさんご家族とは濃密な時間を過ごさせていただきました。

            そのビフォーアフターをご紹介です!

            改修前は、築18年の建売住宅のため、すべてビニールクロスと木目調のシート張りという新建材が息苦しい空間を作っていました。
            間取りも細かく分かれすぎて、どこも行き止まりで、動線の悪さが目に付きました。
            特にキッチンから洗面の遠回り、リビングと和室の分断、むだに広く使えないホールから入った正面丸見えのキッチンなど、プランは問題大ありの状態でした。
            それを暮らしやすく気持ちよい住まいに、というのがまず基本です。


            まずは玄関ホールのビフォー。

             
            全体的に、木じゃないのに木目の柄をしたプリントものが多く、、、残念です。
            ホールはむだに広いのですが、収納が足らずにどうしても物が散乱してしまいます。
            使いにくいリビングへの親子ドア。
            全てのドアにはくつずりの段差があり、つまづきやすい状況でした。
            その隣の和室とのデザインの違いも微妙です。
            濃すぎるデザインの靴箱が和室と馴染まず、上り框も高さが高すぎます。





            で、玄関ホールのアフターがこちら↓





            玄関ホールを広く感じさせるために、ホールとリビングの間をガラスの引違い戸と欄間ガラスで仕切り、
            視覚的にはひとつづきに見せて、ただし、冬場の玄関からの冷気を止めるために透明の仕切りを入れています。
            ガラス引違い戸には揺らめいたようなアンティークガラスを入れ、向こうが見えるが少しボンヤリするようにしています。
            欄間ガラスは天井がすっきり一続きに見えるように透明の強化ガラスです。

            和室への入口にはあえて鳥居のように3方枠を強調して斜めに設け、
            建具はワーロンを入れたシンプルで上品な障子にしました。
            柔らかく光は透過し、玄関の冷気を遮断します。



            高すぎた上り框には式台を置き、下にツッカケ程度なら入れられるようにしています。
            隣の階段下のスペースを無駄なく収納に使えるように、玄関からの壁を抜いて、白い引戸をつけています。
            以前の玄関収納はウッドデッキに移動し、新たな玄関収納は、、、なんとこの前まで食器棚兼カウンターとして使っていたものを転用しました。
            使えるもので良いものは上手に使い回せばいいのです。
            前の靴箱とは違いスッキリしたデザインのものなので、違和感なく馴染んでくれました♪

             

            床板はクルミ、式台はタモです。
            住まい手のお手持ちの家具が少し欧風のものが多かったので、あわせる木材も広葉樹を多めにして、杉・桧といった少し「和」よりの木材は少なめにしています。

            つくづくデザインの取り合わせって大事だと思います。
            主張の強い違う雰囲気のものを隣り合わせになるとケンカします。
            ここは元からあった照明が美しい個性的なデザインだったので、あとはシンプルなものを添えておく方がいいのです。


            もうひとつ、このホールの主役と決めていたものが、ピアノです。



            木の雰囲気が素敵なこのピアノは、以前はリビングの隅にあり、狭苦しそうに所在なさそうにしており、リビングもかなり狭く感じられました。
            最初に調査に来た時から、「せっかくの素敵なピアノを、ちゃんとしたところに置いてあげたいなぁ、、、」と思っていたのです。
            改修後はホールに堂々と鎮座し、お客様みなさんから「素敵なピアノですね!」と言ってもらえることが多くなったようでよかったです。

            ピアノの向かいには、収納を設け、廊下やLDKなどに溢れていたものを収納できるようにしました。
            奥行は掃除機が入れられる程度の奥行で、行き場のなかった書類や本などいろんなものが仕舞われています。
            収納は奥行がないほうがいいところもあります。



            そのLDKの改修は、、、(その2)http://turezure.tuki-note.com/?eid=50に続きます!


            T邸のプチ見学会&塗装DIY大会

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              JUGEMテーマ:住宅

              1/26(土)と1/27(日)に、奈良左京のT邸の「プチ見学会&塗装DIY大会」を行いました!

              両日とも真冬日となり、大変寒い中、参加していただいたみなさま、ありがとうございました。

              26日は朝から、工務店さんからTさんへのお引渡しを終えました。
              塗装前ですが、一応工務店工事は終了です。
              ツキデ工務店の藤本さんと星野さんが、今後のメンテナンスなどの詳しい説明をしてくれています。
              機器類の取り扱い説明などもあわせて行いました。

               




              そして、いよいよ参加者のみなさんと一緒に塗装DIYです。

              塗装のレクチャーに来てくださったのは、田中製材所の田中由虎さん!
              (田中製材所HPhttp://tanakayoshi.co.jp/
              木材のプロであり、自然塗料のオスモなど、木材塗料のエキスパートでもあります。
              (しかも南河内のご当地ヒーローでもある、というおもしろい木材家です。)





              由虎さんが住まい手さんに塗料の説明などをしてくださったあと、
              ウッドデッキの梁や柱の塗装をしてくれました。
              こちらは屋外なので、耐久性の高いオスモ・ウッドステインプロテクターのチーク色です。

              で、由虎さんが、「田中製材所から塗装の助っ人を連れてきました〜!」と言って、
              お連れ下さったのは、、、



              んんん?見たことある人だぞ?
              ・・・ZOOの永田幹くんやん!!

              (ZOOさんは、めちゃええ感じの家具をつくる家具工房さんです。)
              ZOOのHP http://zoo-furniture.com/



              ひえぇぇ、木材屋さんと家具作家さんが塗装をしてくれる現場って、なんて贅沢な現場なんだ。。。
              しかも2人ともウルトラライトダウンを着てて兄弟みたいです。。。
              寒くて強風の中、かたじけないです!!


              柱・梁・垂木は杉で、デッキ板は水に強いウリンです。
              ウリンなど耐久性の高い木材には塗装をしなくてもいい、という方もいますが、
              塗装をして保護をしてアクを止め、更に耐久性を高めておいた方がベターです。
              特にデッキ板の水平面は、雨がかかりやすく傷みやすいところです。



              ↑塗装する前に、スクレーパーやサンドペーパーを使って、板に付いた汚れをとって整えています。
              塗料がついたら困るところは、マスカーやマスキングテープで保護しています。

              ↓で、細かいところや隙間はハケで、平面は黄色いコテバケで塗っていくと早くて楽です。
              今回はコテバケに長い柄をつけたので、ますます楽でスピードアップしました。



              塗ったあとはこの通りツヤツヤに良い色になりました!



              このガラス屋根付のウッドデッキを増築したので、洗濯物を干しているときの急な雨降りでも大丈夫です!


              室内には、室内用のオスモ・フロアクリアーとエキストラクリアーを塗ります。
              床はクルミのフローリング、家具にはタモや杉を使っています。





              無垢の床板や階段など歩くところと、カウンター・テーブルの天板など汚れやすいところは、より耐水性・耐久性の強いフロアクリアーを塗ります。

              室内の板壁など、手垢から保護する程度のところであればエキストラクリアーで十分です。
              汚れにくいところであれば無塗装でもかまいません。
              ただ、タモ・クリ・クルミといった広葉樹は、油を塗った方が濡れ色になって美しいので、私は広葉樹は最低限必ずクリアーの浸透系塗料を塗ります。
              杉やヒノキの板壁・構造材などは、無塗装のままの時がほとんどです。

              こちらも、細かいところはハケかウェス(ぼろ布)で塗り、広い面はコテバケを使うと塗りやすいです。

              今回は真冬だったので、塗料が乾くのに普段の4倍ぐらいの時間がかかりました。
              やはり気温や湿度を見ながらの塗装の段取りが大切だと痛感しました。。。


              ↓お施主さまにも塗装に参加していただきました!!



              このあとTさんの息子さん(高校生)も塗装に参加してくださり、積極的に床の塗装をしてくれました!
              実は今回の現場で一番嬉しかったことかもしれません☆
              今回のリフォームに無関心かと思っていた息子さんが、DIYに関心を持ってくださったようで、
              住み始めてからも、「あの床板はあまり濡らしたらあかんよな?」なんて感じで、
              メンテや住まい方に興味を持ってくれているらしいのです。
              自然素材を上手に使って、大切に暮らそうとしてくださること自体が、設計者としては嬉しい限りです。


              浴室のヒノキの天井板・壁板には、無垢材用の防カビ材であるウッドプロテクターを下塗りし、それが乾いてからエキストラクリアーを上塗りしました。






              「おふろに木を使っても大丈夫なの?」というご質問を時々いただきますが、
              浴室に無垢の木を使う場合、塗料はあくまでも耐久性を上げる手助けだと考えてください。

              まずは、
              ○水に強く、腐朽に強い木材を選ぶこと

               ・・・ヒノキの赤身・ヒバなど、お風呂に適した樹を選びましょう。

              ○とにかく、換気&乾燥が大事!
               ・・・入浴後はなるべく窓を開放して湿気をためないこと。
                  換気扇を24時間回せるようにすること。
                  最後にお風呂に入った人は、風呂場にシャワーで冷水を流して湯気を出さないようにする。
               など、とにかくお風呂が湿った状態のまま、というのを避ける生活の仕方が大事です。

              ○木が腐りにくい、設計の仕方・工事の仕方はあります。
              ○防腐塗料は塗った方が、保護できてカビができにくくなる(マシになる)ということです。

              造り方も、造る材料も、暮らし方も、手入れの仕方も、どれも大事です。
              詳しくはまたお風呂に特化してご説明します!

              ****

              2日間の塗装大会&プチ見学会へのご参加・ご協力、本当にありがとうございました。
              大変でしたが、みんなで協力して住まいを完成させていく作業は楽しいものです!

              T邸の準耐力壁工事と1階床下地

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                 先週は基礎が丸見えの状態でしたが、今週は床組みができて、だいぶ工事が進んで施工性もアップしていました。

                もともとは木の束だったのを鋼製束に変えて、大引のレベルを調整したあとでJパネルで床下地を張っています。
                このJパネルの下にもグラスウールの断熱材が施工済みです。
                Jパネルも杉の36mmのパネルですから、Jパネルとグラスウールでダブルの断熱効果があります。
                来週からはこの上に床暖房を敷いていきます。
                元々はベニヤとフローリングだけの冷たい床でしたから、断熱性能は格段にアップします。
                (Jパネルとは・・・国産杉の三層パネルです!)
                 http://www.length.or.jp/ma-01.htm

                (↓先週は鋼製束に交換してレベル調整まで)



                ↓今週はJパネル敷きも終わり、柱に補強金物も設置済み。



                ↓追加のケミカルアンカーも設置されています。



                ↓Jパネルの下にも断熱材が入りました。これで少しは足元の冷えもマシになるだろう・・・。





                基礎の換気口を閉じて基礎断熱を施す時もありますが、今回は非常に床下の通気と乾燥状態が良好であったので、床下の乾燥を優先し、換気口はそのままで床下断熱としています。


                一方で壁は、既存の断熱材を撤去し、金物補強をして受材を打ち付けて、新しい断熱材を充填し、その上から構造用合板(ア)9mmを打ち付けました。
                今回は構造補強をしないところの壁下地は撤去しないため、構造用合板を新壁納まりにしなければならず、大工さんは一苦労です。。。

                ↓白っぽい木材は、新しく入れ替えてもらった杉の受材。
                真ん中の間柱が内壁面まで来ていたので、構造用合板を貼り付ける分の9mm分をわざわざ削ってもらっています。
                予想以上の手間がかかる工事になってしまった・・・。反省。ごめんなさい大工さん。
                上貼りで耐力壁にできてかつ仕上げ下地に使えるダイライト「かべ大将」などもありますが、今回は予算を優先し採用しませんでした。。。(材料だけでけっこう高いらしいです。。。)
                http://www.daiken.jp/taishin/kabe.html
                なので今回は、大工さんの腕とマンパワーに頼った、構造用合板真壁納まりとなっています。



                さらに通常の耐力壁と違い、1階の天井下地を剥がさずに施工するため、床から天井までの部分的な耐力壁=準耐力壁として、耐力の計算をしています。
                本当は耐力壁は、(1階であれば)土台〜2階の床梁までを全部剥がして補強をすべきところですが、全てを解体してどんどんリフォームの範囲が広がると、その分の費用はどうしてもアップしていきますので、できる範囲で準耐力壁として、耐力が低い壁をたくさん設けることで、費用を抑えた耐震補強を行おうとしています。
                そういったわけで、上の写真でも天井の少し下に横方向の受け材が追加されています。
                この受け材までの少し小さな耐力壁となるわけです。

                ↓そしてこの受け材の間に、新しいグラスウールを充填します。
                昔のグラスウールと違い、耳付きのグラスウールは受け材にタッカーなどで留め付けがしやすく、隙間風もずいぶんましになります。



                ↓この上に構造用合板を釘で打ち付けます。



                ↓これも指定のN50釘で150mm以下のピッチで打ってもらいます。
                検査をしたら、かなり細かめに110mmピッチぐらいで打ってもらっていました☆



                プランにあわせ、柱の移動や交換なども進んでいます。
                表に見えるところは杉で、お風呂場廻りはヒノキを入れるなど、適材適所で入れてもらっています。



                柱の移動に伴い、梁に補強が必要なところは、下から新たな梁を追加し、既存の梁と一体になるように両側から合板を張り、釘で細かく打ちつけています。
                これで合成梁になります。
                (合板張りができないところは下からボルトで打ち上げます。)



                順調に耐震補強工事、進んでおります〜!

                T邸の小屋裏の水平構面工事

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                  T邸の解体工事がひと通り終わり、11/7からいよいよ構造補強工事と断熱施工がスタートです。
                  まずは小屋裏の補強工事。

                  ↓補強前はこんな感じ。
                  調査時のブログで解説した通り、水平構面は全くなし。




                  多田くん、何度もご登場!スミマセン!



                  ↓屋根勾配が5寸で小屋組みが大きいのに、クモ筋交いなどの斜材も面材張りもなし。
                  小屋組みや屋根にももちろん、耐力壁のような強さが必要です。



                  これをツキデ工務店の大工さんに補強してもらいました。
                  今回の大工さんは奈良分室から西さんと尾中さんに来てもらっています。
                  お2人とも出口工務店時代にMsの仕事もしていただいていたとのこと。
                  心強い限りです!!
                  監督さんは「梅林の家」でもお世話になった藤本さん♪
                  これまた非常に心強いです。
                  しかも今回は星野さんという元大工の若手監督さんも手伝ってくれていて大変助かっております〜〜!

                  ↓大屋根の大きな妻壁も構造用合板を張って固めています。
                  さらに手前にはクモ筋交いも追加。
                  小屋梁に構造用合板(ア)24mmを釘打ちし、横方向の力にしっかりと抵抗するようになりました。



                  ↓束が抜けていた棟にも、もちろん束を追加。
                  今までよくぞ無事だったことです。



                  ↓小さな妻壁にもクモ筋交いを追加。



                  ↓住まい手のTさんにも小屋裏に上がっていただき補強の詳細を説明。



                  ↓何の金物も入っていなかった母屋の継ぎ手や束の仕口には、全箇所かすがいを追加。



                  ↓構造用合板(ア)24mmは施工が困難な狭いところは避けて、中央部分で補強するように計画しています。
                  留め付けは構造用のN75釘で150mmピッチで打ちつけています。
                  この構造用合板の下には既存の古いグラスウールの上に、新しいグラスウールを追加して敷いています。
                  これで少しは屋根裏の夏場の熱気が2階に伝わりにくくなることでしょう。



                  今週からはいよいよ1階床下地工事と、耐力壁工事に入ります。
                  大工さん、監督さん、よろしくお願いいたしま〜す!!






                   

                  リフォーム解体と再調査

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                     リフォームの場合、詳細調査を行ってから、その診断内容に従って設計をしていくわけですが、実際にお住まいの住宅を調査する時は、壁や天井などを壊して調査するわけにはいきません。

                    そのため、床下や小屋裏などもぐれるところにどうにか体を入れて、壁の中も見える範囲で調査をします。
                    見えなかった天井裏や壁の中の状態は、だいたいの予測をしながら設計をしていきます。

                    それで、いざ着工となってリフォームする部分を解体しながら、再調査・再診断をして、必要な場合は設計を変更していきます。
                    思った以上に木材が傷んでいた、などという不測の事態は必ず起こりますので、工事見積にも、その対応費として、少し「予備木材、予備金物」などを別項目で挙げておいてもらい、その予備費で処置していくことになります。

                    奈良のT邸は、10月31日から屋内の解体を始め、ひと通り、床下や壁の中が露わになった段階で、再調査をしました。

                    私は設計する時は新築・改修を問わず、構造に関しては自ら調査・設計し、かつ構造設計家にチェックとアドバイスをもらいながら進めます。
                    独立してから毎回、構造のアドバイザーとして、ワークショップの安江一平さんに入ってもらい、構造的な考え方を指南してもらったり、補強の不足などがないか、チェックをしてもらいます。
                    安江さんは実は岐阜のアカデミーで同級生だったのですが、その後、かの高名な(!)奈良の構造設計事務所である下山建築設計室で修行されて、独立された今や、私にとっては最も信頼できる構造設計屋さんです。

                    安江さんに11/4に現場に来ていただき、全体を一緒に確認していただきました。





                    安江さん、カメラ意識してちょっと半笑いになってますよ〜〜!!
                    お仕事で徹夜明けに関わらず、丁寧にチェック&説明いただきありがとうございました。


                    解体後の今回、あらたに判明したのは、基礎のアンカーボルトの不足。

                    今回のT邸は、工事予算1100万円までで、耐震改修と断熱改修および水周りも含めた1階の全リフォームをする計画でした。
                    コストを際限なく掛けれるわけではないので、1・2階の全てをスケルトン状態にして改修する全面リフォームではなく、必要な箇所のみ解体して改修する部分リフォームになり、構造補強に関してもできる範囲でベストを尽くす工事計画です。

                    設計段階ではコストを抑えるために、1階の床組はそのままにリフォームする予定だったのですが、Tさんから「せっかくの機会だから1階の床組も直して、ちゃんとバリアフリーにして、その費用は追加で出します。」との決断をもらい、1階の床を剥がしました。
                    その甲斐があって、アンカーボルトが足りないという、新たな構造の欠点が見つかったわけです。

                    アンカーボルトというのは基礎と土台を繋ぎとめる金物です。
                    これが足りないということは、地震のときに、木造の建物と基礎が離れてしまうことになります。
                    これでは、せっかく上部躯体に耐力壁を足したり水平構面を作っても意味がありません。


                    ↓これは、土台の継手(腰掛けアリ継ぎ)の上の継ぎ目に、1本だけアンカーがありました。
                    これではダメです。
                    土台が継がれているところは、右の男木・左の女木ともに、それぞれ1本ずつアンカーがなくてはいけません。




                    ↓こちらはボルトはあるのに、それを押える座金がなかったところ。
                    手抜きにも程があるわ。。。




                    ↓こちらは、継ぎ手の片方にしかアンカーがなかったところ。
                    納まりが上から勝っている男木にボルトがあるのでまだマシですが、今回はこの上に耐力壁を造りますので、やはりアンカーをできれば追加したいところです。



                    不足してたところに10本程度、後施工のアンカーボルト(ケミカルアンカー)を追加してもらうことにしました。



                    ↓これは柱の下に基礎がないところ。
                    今回はここにも耐力壁を追加するので、柱の下に束を入れてもらいます。




                    断熱の不足もたくさん見つかりました。
                    黄色いのが既存の断熱材グラスウール(ア)50mm
                    黒いのはその外側の防水紙アスファルトフェルトです。

                    ↓なぜここだけ断熱材ないの???



                    階段下のデッドスペースは見事に断熱材が入っていませんでした。
                    ここを建てた工務店と大工さん、、、手を抜くことと材料をケチることだけは上手かったんやな(泣)



                    これらは全て今回の工事で補強していきます。
                    やっぱり解体後の再調査は大切です。




                    T邸リフォームに向けての詳細調査

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                      ブログ放置、、、す、すみません、、、。
                      今日はリフォームの詳細調査のお話です。

                      奈良市のT邸、10月末から着工しました。
                      今年の5月17日に既存家屋の詳細調査を行い、6月に住まい手に調査結果の報告をして、
                      それから設計期間が4ヶ月。
                      長い道のりでしたがようやくの着工です。

                      T邸は阪神大震災直前に建った、築18年の建売住宅です。
                      一見まだ新しいきれいな住宅だったので、詳しい調査をするまではどの程度の耐震性能・断熱性能か見当がつかず、まだリフォームするには早いかもしれない、という考えもありました。
                      が、実際に調査をしてみると、特に耐震性能が全くなっていない、ということが分りました。


                      調査では、床下にもぐり、小屋裏に上り、天井裏を点検し、と、普段は見えない隠れた部分も詳しくチェックします。
                      今回は、設計仲間2名に加わってもらい、さらに工事をお願いするツキデ工務店にも一緒に詳細調査に入ってもらいました。
                      部屋から見える仕上げはそこそこ綺麗ですが、構造・断熱といった見えないところはかなり残念な施工内容です。

                      このお宅は確認申請書はあったものの検査済書は存在せず、竣工時に役所の検査は受けていませんでした。
                      Tさんがこの住宅を中古住宅として購入した際に、そういった説明が不動産業者からなされていなかったようです。
                      不動産業者はCMでよく見る某財閥系の超有名大手です。
                      大手でもかなりいい加減な不動産売買がなされていることも残念で、腹立たしい思いです。
                      これから新築または中古住宅を取得される方は、ぜひ、信頼できる設計者などのアドバイスを受けながら購入を検討してください。


                      T邸では耐力壁となる筋交いはほとんどなく、あっても釘打ち1本のみ。
                      阪神大震災後の2000年6月以降、現在は筋交いの端部に規定の金物で緊結することが厳格化されていますが、18年前の建て売り住宅などでは、まだこんな簡単な留め付けが横行していたわけです。
                      こんな釘打ちだけでは、地震で揺れた時には釘が抜けてしまい、何の役にも立ちません。
                      金物補強をした筋交いや、合板などの面材を使った耐力壁を、急いで造り足さないといけません。




                      木造の建物は耐力壁で壁を強くするだけではなく、「水平構面」といって、水平方向の床組や小屋組や屋根も、変形しにくい補強がされていないといけません。
                      具体的には、床や屋根が24mm以上の厚手の合板を梁に釘打ちするなどして、しっかりと補強されている必要があります。
                      古い住宅では火打ち梁という斜めの梁が入っていることがありますが、この火打は弱く、火打だけでは足りていない住宅がほとんどです。
                      T邸では、筋交いもろくに入っていなかったのですから、もちろん、床にも補強はほぼありませんでした。
                      また、あるべき金物や木材が取り付いていないところなども多数確認できました。
                      ひどいところではあるべき束がまるまる施工されていませんでした。




                      断熱に関しても、かなり残念な結果でした。
                      1階の床下は全く断熱がなし。
                      Tさんの奥さんが「足元が寒くて仕方がない」と言われていたのも当然です。
                      床板のすぐ下は、寒風が吹き抜ける基礎だったのですから。
                      壁と天井裏はグラスウール50mm、窓は全てシングルガラス。これでは奈良の寒い冬を耐えるにはあまりに断熱性能が足りません。




                      外から見える表層の仕上げだけをきれいにする「なんちゃってリフォーム」ではなく、さらに悪徳業者に脅かされるような「悪質リフォーム」でもない。
                      今、求められるのはきちんとした科学的な判断の伴った、かつ気持ちのよい快適な、そして真っ当な木の家リフォームです。


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