薪ストーブの憩暖さんに見学に行きました!

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    薪ストーブといえばココ!!の河内長野の「憩暖」さんに見学に行ってきました。

     

    「中瀬古さんのモデルハウスには是非とも薪ストーブを入れたい!!」という思いが強く、モデルのコンペの時から「薪ストーブを家の中心に」と強く推してきて、ありがたいことに中瀬古さんご夫妻も乗り気になってくださって、ご一緒に見学に行ってきました。

     

     

     

    私が和歌山の木の家のモデルハウスのお姉さんをしていた時に、冬は毎日薪ストーブで広い展示場を暖めていたのですが、その時の気持ちよさが今も忘れられず、ぜひ今度のモデルでも体感していただきたいと思っていました。

    薪となる木材が手に入りやすい工務店さんなら特にぜひ!と思ったのです。

     

     

     

    憩暖の剣持さんと初めてお会いしたのは13年前。

    和歌山のモデルハウスのイベントで、薪ストーブを使って美味しいピザを焼いてくださったのですが、その時の参加者の嬉しそうな様子が木の家の暮らしによく似合う素敵な光景でした。

     

     

     

     

    シンプルでモダンなものからクラシックなもの、背の高いものから低いもの、三面ガラス張りやひとつもガラスのないデザインにもの、おまけにクルクル回るものまで、想像以上にいろんなタイプの薪ストーブがありました。

     

     

    そして薪ストーブのある家にかかせないのは、この薪棚ですね!

    ひとシーズンにこの写真の2~3倍の量の薪が必要とのことで、たくさんの量をストックできて、かつ敷地の顔になるようなデザインの薪棚を作りたいな~と妄想中です。

     

     

     

    あとは、木の家に薪ストーブを入れるには、遮熱や蓄熱などもしっかり考えて設置せねばなりませんね。

    今日得た知識をもとに、「薪ストーブのある暮らし」が無理なくできる家にするべく設計を進めます!

     

     

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    阪口製材所さんの見学に行きました!

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      中瀬古工務店のモデルハウスは、工務店さんと一緒に実際にいろいろ事例を見学しつつ、設計を進めています。

      3月末には、構造材をお願いする吉野の阪口製材所さんに見学と打合せに行きました。

      MOKスクールのツアーで中瀬古さんはすでに一通りご覧になって、社長のご実家が吉野地方のご出身ということもあり、今回は阪口さんの材をお願いしたいということになりました。

       

      まずは阪口さんの展示場である「吉野サロン」と「吉野MIX」を見学。

       

      師匠の三澤康彦さん設計の「吉野サロン」は吉野の木材の良さが分かりやすいように、木材を表に現した伝統的な架構の落ち着いた雰囲気のサロンです。

       

       

       

       

       

       

      一方、お隣の「吉野MIX」は西浦敬雅さんの設計で、こちらは対照的に白い塗り壁で空間を包み、床と天井の板材の美しさをシンプルに際立たせるような空間。

      見える化粧材だけではなく下地材にも節物の吉野材を使い尽くしてもらいたいという阪口さんの思いから、2棟の対照的なデザインのモデルが生まれたそうです。

       

       

       

       

      2棟のモデルを見学してから、近くの工場にて今度使う予定の木材の様子も見せていただきました。

       

       

       

      阪口製材所さんは膨大な量の天然乾燥材をストックされているので、一般的な寸法の木材は十分なストックから用意してもらえるため心配なく対応いただけるのですが、今度の中瀬古邸のモデルでは少し特殊な寸法の長い化粧垂木を用意していただくため、その色味や節の様子をあらかじめ見せていただきました。

      吉野の杉はやはり赤い色が美しいです。

      乾燥した良い状態の木材を現場に入れていただくためには、数量を揃えて準備いただけそうか、納期や材のグレードや価格もあらかじめ早めにご相談しておくことが大切だと思っています。

       

       

       

       

      五条の広大なストック置場も見せていただき、杉・ヒノキだけではない吉野地方の色んな木を使ってみたい気持ちも沸き、大黒柱は何にしようか、、、などと楽しみも増えました。

       

      阪口さんにいろいろご質問すると単なる木材のことだけでなく、吉野材を使った家づくりについて色んなお話やノウハウが伺えて大変勉強になりました。

       

      これからの設計のブラッシュアップに生かしたいと思います!

       

       

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      地球の会のプロポーザルコンペ「中瀬古工務店モデルハウス」の設計者に選ばれました!

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        昨年の秋に「地球の会」のプロポーザルコンペがあり、生まれて初めてのコンペ参加でしたが、無事、大阪の中瀬古工務店さんのモデルハウスの設計者に選んでいただきました!

         

        「地球の会」は国産材を使った木の家づくりをする工務店の全国組織ですが、昨年から設計者とのコラボを進める事業が始まり、私も建築家会員としてメンバーに入りました。

        その初めてのコラボとして、中瀬古工務店さんの社長のご自宅兼モデルハウスの設計者を決めるコンペがあり、「大阪で、モデルで、しかもご自宅として住んでいただけるなんてサイコーやん!!」っと意気込んでコンセプトや計画案を出させていただきました。

         

        錚々たる工務店さんや、川口通正さんや横内敏人さんといった著名な建築家の方々の前でのプレゼンとなり、ひっさびさにドキンチョーいたしました。

        でも、自分がベストと考える「モデルハウス兼ご自宅」の見せ方や暮らし方・造り方をできるだけ分かりやすくお伝えしたつもりではあります。

         

        おかげさまで設計者に決めていただき、昨年末には中瀬古さんのご家族にもお会いして、今一度、最初からご要望のヒアリングをしたり、敷地や法的な要件を詳しく調査したりしつつ、再プランを進めています。

         

        中瀬古工務店さんにとっては初めてのモデルハウス建設となります。これからの家作りの指針となるようなモデルを形にしたいです。

        造り手である中瀬古さん、住まい手となるご家族のみなさん、そして設計者である私とで、いろんな考えを出し合って、理想のよい住まいを形作っていきたいと思います。

         

        10数年前に木の家のモデルハウスのお姉さんしていた私の経験もようやく役に立てるかもしれません。

        多くのみなさんにもアドバイスをいただいたり、ご協力をお願いすることもあるかと思います。

        がんばりますのでよろしくお願いします!!(^^)

         

         

         


        あけましておめでとうございます

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          みなさま、あけましておめでとうございます。


          写真は昨年の春に竣工した「姫室の家」の玄関先。
          戌年なのでワンコの足跡かと思いきや、塗りたてのモルタルが大好きなニャンコの来客でした(^^)


          ビー玉は住まい手さんの小さなご兄弟も一緒に散りばめてもらったもの。
          今年もホンワカ、心が温かくなるようなお家づくりに取り組んでいきたいと思います。


          時には必死のパッチでみなさんのお力添えをいただくこともあるかと思いますが、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。


          穏やかな光の差し込む、明るい一年になりますように。




          テーブルやカウンターに使う板は?

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            今日は板のお話。

            ツキノオトの作る木の家では、テーブルやカウンターにももちろん無垢の木を使います。
             

             

            柱や梁には主に国産の杉を使いますが、テーブルやカウンターには目的に応じて様々な樹種の木を使います。

            ただ物を置く棚のようなところだと針葉樹の杉を使いますが、杉は柔らかく傷がつきやすいので、ダイニングテーブルや勉強机といった堅さが必要な場所にはクリやサクラといった広葉樹を使います。
             
            広葉樹には散孔材と環孔材という大きく2種類に分類できます。
            散孔材は木目がハッキリしないスベスベした肌触りが特徴で、ブナ・カエデ・ウォールナット・サクラ・トチといった木材が散孔材です。
            一方の環孔材は木目がハッキリしていて、触ると木目が分かるような材も多く、クリ・ナラ・タモ・ケヤキといった木材が環孔材です。
             
            テーブルがスベスベの木がいいかどうかは目的しだいです。
            姫室の家ではワークコーナー・図書コーナーのカウンターや机はどこでも勉強や事務作業ができるようにしてほしいというご要望でしたので、「字や絵を書く」カウンター類はすべて散孔材のブラックチェリーの巾ハギ板にしました。
             

            ダイニングの壁沿いにL型にブラックチェリーのカウンターを設けています。
            ここは奥さんのワークコーナーであり、お子さんたちが宿題などをする勉強机になります。
            杉などの柔らかい木や木目のハッキリした木だと紙を置いて字を書くとガタガタしてしまうのですが、チェリーはスベスベなのでプリントなどに文字を書いても全く問題ありません。
             

            こちらは2階の図書コーナーのカウンター。
            ご主人の事務机でもあり、お子さんも並んで本を読むこともできます。
            ブラックチェリーのカウンターが周りの木よりも濃い色で空間を引き締めてくれています。
             
            このチェリーの巾ハギ板は大阪の橘商店さんに注文して、必要寸法に合わせて接いでいただきました。
            ほぼ無節の赤身ばかりで接ぎ合わせてくださってるのでとっても美しいです。

             
            下の写真のトイレ手洗いカウンターは梅林の家のトイレ手洗いカウンターで栃の木を使っています。
            この栃の木は、トチ独特のみごとな杢(模様)ですが、これは建替え前の古いお家の板を再利用して擦りなおしたら、こんなに美しい杢が出てきたものです。
            栃も散孔材なのでスベスベしていますが、トチはこのなんとも言えない風合いが特徴の板になります。



            さらに下の写真は小ギャラリー・AFANのキッチンのカウンターで、ブラックウォールナットです。
             


            このブラックウォールナットは橘商店さんの材木市で手に入れたもの。
            ウォールナットとしては巾が狭いために格安で手に入れましたがキッチンのカウンターとして使うなら十分なサイズです。
            皮付きの皮を大工さんに剥いでいただいて、ツヤツヤ・スベスベと気持ちのいいカウンターになりました。

             
            そして下のダイニングテーブルは我が家のクリのテーブルです。
            広葉樹はなかなか国産材は手に入りにくいのですが、この栗は岐阜県産のクリの巾ハギ板になります。
            岐阜の白鳥林工さんのほぼ無節のクリパネルです。
             

             
            クリは少し木目の感触はありますが、きれいにカンナをかけてもらいましたので今のところメモを書くなどの時に気になるほどではありません。
             
            クリの板を使うときに気にするべきは鉄分とタンニンによる黒ずみです。
            うちのテーブルは調理台として使うことも多く、どうしても鉄の缶や調理器具を置くことも多く、紅茶やお茶といった水分をこぼすことも多いために、鉄とタンニンが反応して部分的に黒変してしまうことがありました。
            ですので、調理台として使うならクリはお奨めしません(^^;;
             
            テレビ台や電話台もクリで作っていますが、こちらは問題なく美しいままです。
             

            このように、テーブルやカウンターに使う板は、使い方によって適切な樹種を選ぶ必要があります。
            どんな目的で使うのか、どんな雰囲気が好きなのか、実際に家具屋さんや材木屋さんなど板の見た目や触り心地を見ながら選ぶのも楽しいものですよ。
             

            事務所をプチ引越ししました。(住所・FAX番号変わりました。)

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              今日は事務所のプチお引越しのお知らせです。


              ツキノオトの事務所をこれまでの「MOKーSOHO」から2件隣の「フクマチヤ」に移しました。
              フクマチヤは長屋を改修したスペースで、MOKーSOHOと同じく木の家を作る仲間たちとのシェアオフィスです。
              ゆったりした打合せスペースもある気持ちいいところですので、福島区周辺にお越しの際はぜひお立ち寄りくださいませ。
              ************* 住所とFAX番号が変わりました!! **************

              暮らしの設計ツキノオト 船木絵里子
              〒553-0003 大阪市福島区福島 2-9-15 (フクマチヤ1F)
              Tel 090-5136-5454
              Fax 06-6940-7708
              E-mail info@tuki-note.com  HP http://tuki-note.com/
              BLOG http://turezure.tuki-note.com/
              Facebook https://www.facebook.com/TukiNote.LifeDesign

              「実家」の片付けとリフォームについて

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                ここ数年、30〜50代の方たちからご相談いただく話題で増えているのは「実家」に関することです。

                 

                「親が住んでいる実家がモノであふれていて、どこから手を付けていいのか分からない。」
                「実家が古くて地震も心配だし、段差が多いし暑いし寒くて住みづらいんだけど、親はこのままでいいって言うんだよ。」
                「片付けないと泊まる部屋もないんだけど、モノを捨てるのも片付けるのも嫌がるねん。」

                 

                そんな話を伺うたびに、いつも
                「一刻も早く片付けて住みやすくしてあげよう!」
                「親が転んで怪我する前に片付けよう!」
                「要介護状態になる前に、先手打ってリフレッシュしよう!」
                「せめて地震で亡くならないでいい状態にしてあげよう!」
                「年取れば取るほど、心身ともに動きづらくなるから、なるべく早く健康に過ごせる家にしよう!」
                って言います。

                 

                私の実家のマンションもリフォーム前までは本当に酷いありさまで、足の踏み場もなく、来客を呼ぶこともできず、地震が起これば両親ともにタンスに挟まれて死ぬしかないという状態でした。

                (詳しいいきさつはブログの「緑橋のマンションリフォーム」をご覧ください。)

                 

                 

                実家を一気に片付けてリフォームしたとき、すでに両親ともに77歳。

                マンションとはいえ沢山の家具や荷物を整理し、捨てるものは処分し、残すものもいったん借家に移し、両親には工事期間中は兄の家に仮住まいしてもらいました。

                年齢的に、体力や気力としては限界だったと思います。

                長年の思い出のあるモノたちを仕分けして不要なものは捨てるという行為も、高齢の人には負担のかかることです。

                 

                本当はせめて70代前半にリフォームしてあげたらもっと楽だったと思います。

                 

                でも、モノを減らさないと危ない。

                まずタンスやピアノなど重いものを減らさないといけない。

                押入を占領している使わないものを処分しないと使うものを収納する場所がない。

                足元に置いてあるものにつまずいて危ない。

                そして、家の中にあるものの半分以上が要らないものだったりするのです。

                 

                 

                できれば60代から70代前半のうちに、ぜひご実家を一度片付けてあげてください。

                高齢になればなるほど片付けることがどんどん億劫に、面倒に、しんどくなっていきます。

                実家を片付けると、親の顔が明るくなります。

                モノを捨てることに抵抗するご高齢の方は多いです。

                でもそれを整理して話し合いつつ、捨てるべきものを捨てられるのは娘や息子です。

                そして片付けつつ、ご両親が死ぬまで安全に暮らせる家にすることを一度考えてみてください。

                 

                日本の介護保険は、いざ体が不自由になって要介護・要支援状態になってからでないと助けてくれません。

                これはとてもおかしな話で、ケガや病気で不自由になる前に、予防として安全に暮らせる家に整えるべきなのです。

                地震で倒れず、危ない階段を使わないで暮らせて、暑さ寒さが防げて、健康寿命を延ばす。

                 

                最後に、この話に関連した鉄拳さんのアニメーションを貼っておきます。

                素晴らしいアニメーションです。

                この中で最後に手摺を付けるシーンが出てきます。

                でも、私は親が怪我をする前に手摺を付けたいと思います。

                http://youtu.be/J5V-EZTFb9M


                野田阪神・海老江での詳細調査に行ってきました。

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                  先週末は福島区海老江の築80〜90年の長屋の詳細調査でした。

                  ここが実家である住まい手は、リフォームして住み継ぎたいという気持ちは強いながらも、床や壁の傾きも激しく、「果たしてリフォームして住み続けることができるのか、耐震性能はどの程度なのか」心配されての調査の依頼でした。

                   

                   

                   

                  (プライバシー保護のため一部画像を加工しています。)
                  一見、長屋とは分かりにくいですが、左隣の3階建てとつながっています。

                  私ひとりで下見と平面の採寸に伺ったのは1ヶ月前。

                  2階の床は少し目まいがするくらい、いろんな方向に傾いています。

                   

                   

                   

                  目視でも家の歪みが分かります。

                   

                  福島のシェアオフィスに入っている3人の建築仲間に同行してもらい、6/16に4人で詳細調査をしてきました。

                  西久保さん・平賀さん・中野さん、いずれも家屋調査に手慣れていて随分と頼りになり、いろんな助言をくれます。

                   

                   

                   

                  今回は小屋裏や床梁を確認できる点検口がほぼなかったため、天井板などを慎重にはがして見えないところを確認していきました。

                   

                  現在の住まい手は40年以上前にこちらを中古住宅として買われたので、建物の履歴や構造がどうなっているかは、これまでよく分かっていませんでした。

                    

                  構造が分からないまま、先代がリフォームや修繕を繰り返してらしたので、耐震という面ではこの家が強いのか弱いのか全く分からず、建築当時の形がどうなっていたのか変遷を知ることも難しい状況でした。
                     
                  戦後すぐの米軍の航空写真にはすでに写っている長屋ですので、戦前から建っていたことは間違いありません。
                     
                  住み始めてから初めて見る小屋裏の写真です。
                     
                     
                    
                  いきなり何かの部材が外れています・・・。
                  ほとんどの仕口はトン付けでホゾはなく、棟木の継ぎ手もわずかなアゴが乗っているだけ。
                    
                  中引梁は厚み80mmの大きな板で、そこに掛かる登り梁は乗っているだけで相欠きはありません。
                  一部の梁は途中で止まっていて、軒桁とはつながっていない様子。
                    
                    
                    
                    
                  これは長屋の隣家との境ですが、向こうの家はリフォーム時に断熱材を入れていますが、こちらは建築当時のまま無断熱です。
                  土壁の小舞いが見えますが、小舞壁の上には梁がなく、なぜかその奥に梁があります。
                    
                  そして棟木を周辺をよく見ると、なぜか棟木は途中で切れて連続しておらず、突いてあるホゾは宙に浮いています。
                  棟木を受ける束もいかにも乗っているだけで組まれていないことがよく分かります。
                    
                   

                   

                  上の写真を見ても壁の位置と梁の位置はまったく無関係です。

                  そして登り梁の端部は、ここもアゴがかかっているだけのようです。

                   

                   

                  次に床下です。

                  築80〜90年とのことですので、当然まともな基礎はありません。

                   

                   

                   

                   

                  ほとんどの柱が土に立っているように見えます。

                  もしかしたら土の下に石があるのかもしれませんが埋もれているのか、現状では柱が土に接しています。

                  レンガは基礎ではなく、隙間ふさぎとして使われています。

                  一部コンクリートブロックが見えるのは戦後にリフォームした際のもののようです。

                  土壁の下に足固めもなく壁が土に埋もれています。

                   

                   

                   

                  下屋になっている水周りの床下は湿っていて、石が積んであったりレンガがあったり色んなものを使っているようです。

                  外壁側にあった換気口は、後のリフォームによって塞がれています。

                   

                   

                   

                   

                  柱にもホゾは無いようで、せっかく敷き土台があるところも大きくずれています。

                  最近のリフォームで新しい添え柱か束が立っていますが、古い柱や梁を修繕した様子はありません。

                  木の土台が土に接しているところは、ずいぶんと腐朽が進んでいました。

                   

                   

                  次に2階床梁を調べていくと、こちらにも雨漏りや腐朽のあとが見えました。

                   

                   

                   

                   

                  胴差には雨染みがあり、掛けはずいぶんと痛んでいます。

                  右写真の掛けは何かの転用材です。

                  明治後半から終戦までの大阪は、大火や水害で何度も町が壊滅状態になってきたため、見えないところも木材は古い材を転用することが多かったようです。

                  奥に竹小舞が見えていますが土壁は梁まで達していません。

                   

                   

                   

                   

                   

                  2階の隅柱の下や隅木には、やはり漏水により腐朽と蟻害がありました。

                  シロアリに食われているところはドライバーが簡単に深く入りました。

                   

                   

                   

                   

                  水周りの屋根は比較的最近やりかえられているようですが、古い野地や小屋組みを残したまま別の屋根組みを掛けなおしたようで、細い垂木の上に大きな角材が乗せられていたり、かなり場当たり的な大工仕事が繰り返された様子が分かります。

                   

                  ここまで見てきて、建物の構造の様子や履歴がだいぶ掴めるようになってきました。

                  長屋の構造としてはよくある問題を抱えているといえると思います。

                   

                  今までと違って今回の長屋でずいぶん特殊なのは二重壁の存在です。

                  たくさんの古民家調査に参加してきた平賀さんも初めて見る構造だとのこと。

                   

                   

                   

                   

                  どういうことかと言うと、2階の外壁の一部と界壁の一部が、なぜか二重の壁になっており、外から見た大壁外壁と内から見た真壁外壁の柱芯が330mmほどずれて、微妙な隙間のデッドスペースが存在しているのです。

                   

                   

                   

                   

                  つまり大壁外壁の内側に真壁内壁が二重に並んでたっているのですが、この二つの壁や梁があまりしっかりつながっていません。

                  二つの壁がつながっていないので、これらの壁や構造材はかなり自由に大きく動きます。

                   

                  いろんな方向に柱も床組みもコケますので、2階の床壁の大きな傾斜はこれも原因の一つであると考えられます。

                  屋根や基礎はかなり簡素な造りなので、2階の壁がこんなに面倒に二重の構造になっているのかは疑問です。

                  断熱や防火の効果を期待したとなると、なぜ2階だけなのか説明がつきません。

                   

                  調査は済みましたが、これをどう解釈してどう診断するかはこれからの仕事です。

                  大阪の長屋や戦前の木構造の歴史も紐解きながら、この建物をどうしていくべきか考えていきます。

                   

                   

                   

                   


                  緑橋のマンションリフォームの第1回オープンハウスをします!

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                    JUGEMテーマ:住宅

                    2年前にリフォームした自宅を、今ごろやっとこさ5月24日&25日に見学会(オープンハウス) します!



                    高齢の両親と暮らす築40年の古い自宅マンションを、2年前に木の家にリフォームしました。
                    これから定期的に住み開きをして、暮らしに関するイベントや勉強会などをしていく予定です。


                    日時:5月24日(土)、25日(日)  11:00〜15:00
                    場所:大阪市城東区東中浜

                        (地下鉄緑橋駅から徒歩6分、またはJR鴫野駅から徒歩15分)


                    第1回目は、リフォーム全体の様子をご 見学いただくと同時に、いろんな生活雑貨のギャラリー展示もしま す。

                    今回の展示は、...
                    ・木工と家具の「oguma」 http://www.oguma-co.jp/
                    ・植物とネオンの「oncan」 http://ne-oncan.com/
                    ・布小物の「Ebico」 https://www.facebook.com/ pages/Ebico/ 397010743775233?fref=ts
                    のみなさんです。
                    それぞれ、高校・大学・専門学校・職場での仲間ですが、それぞれ素敵なものを作られている作家さんです。
                    暮らしを彩る小物たちは販売もできます。

                    わが家の水廻りは18年前にリフォームしたままですが、その他の 部屋の間取りや仕上げを2年前に大きくやり直ししています。
                    小さいマンシ ョンながらも、木と自然素材でできた温もりある、手作りの気持ちよいお家になりま した。

                    大工や家具や設備工事はプロにお願いし、塗装や左官やも ろもろはDIYでがんばりました。

                    ・大工工事  羽根建築工房
                    ・家具工事  oguma
                    ・電気工事  呉山電気
                    ・サッシ工事 山下硝子建材
                    ・木製建具・畳工事 小池商店
                    ・塗装・左官・雑工事 DIY

                    お申込みはinfo@tuki-note.comまで、 お名前・人数とお越しいただける大よその日時をお知らせ くだされば、詳しい住所と地図をご案内さしあげます。
                    お気軽に遊びにいらしてくださ〜い!


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                    (お問合せ)
                    暮らしの設計ツキノオト 船木絵里子
                    Tel 090-5136-5454  Fax06-6458-5090
                    E-mail  info@tuki-note.com   HP  http://tuki-note.com/   
                     

                    木の家にあうスイッチやプレートのお話

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                      家のスイッチやコンセントにどんなものを使うかは、案外インテリアの印象を大きく左右します。
                      かっこいいシャープな家なのか、やわらかく優しい印象の家なのか、モダン、ナチュラルなど、いろんなデザインにあったいろんなスイッチやプレートがあります。


                      最近よく目にし、特にこだわらなければおのずと付けられるスイッチが、このワイドスイッチです。
                      スイッチが大きいために、老人や子供などどんな人にも使いやすく操作しやすい、というのが特徴です。
                      一方で、少し仰々しい、利便性重視の現代的なデザインということも言えるでしょう。


                      便利なのはいいけれど、果たしてこれが最適なスイッチなのか?
                      それは、その住まいや住んでいる人にあわせて、ケースバイケースで検討するべきです。
                      大きなスイッチは悪目立ちもするし、私はなぜか威圧的な印象を受けてしまいます。。。


                      一昔前はこんなかわいらしいスイッチが主流でした。


                      こんな白のシンプルなものや、、、


                      あっさりとした印象の新金属プレート。


                      こんなレトロなアメリカンスイッチ(タンブラスイッチ)というものもあります。

                      他にもシンプルなかっこいいスイッチやコンセントなどいろんなタイプが、JIMBOなどいろんなメーカーから出ています。




                      我が家は、築年数のたった古いマンションのリフォームでしたので、
                      既存のスイッチプレートにあわせ、新設部分もすべて新金属プレートでそろえました。

                       

                      既存の古い部分を生かした味のあるリフォームであれば、ワイドスイッチのような味気ないプラスチックの現代的なスイッチはあまり馴染みません。
                      高齢の両親も既存のスイッチに慣れているので、今のところは全く問題ありません。

                      ただ、新金属プレートではあわなかったところが1ヶ所ありました。。。
                      部屋の中央の大黒柱につけたスイッチとコンセントです。
                      ここはどうしても部屋の真ん中にスイッチとコンセントが必要であったので、造作柱を2つあわせて真ん中に配線を通し、一見、1本の大黒柱のように見せています。
                      この柱に新金属プレートは主張しすぎです。。。

                       こりゃいかん。。。

                      というわけで、佐賀の「樹の森」さん(http://kinomori.jp/)の木製スイッチプレートを取り寄せて、4口スイッチと2口コンセントのプレートを木に交換しました。
                      樹種は何種類か選べるのですが、今回は柱のスギにあわせてスギのプレートに。
                      柱の写真を「樹の森」さんに送り、色目や木目の近いものを選んでいただきました。
                      柱が吉野杉の濃い赤身だったので、プレートには少し柿渋で赤味を加えました。





                      これでずいぶんと落ち着いた大黒柱になってくれました。


                      このように、スイッチや配線を目立たないように馴染ませたり隠したりするのもデザインですし、
                      逆にあえてかっこよく目立たせるのもひとつのデザインです。

                      こちらは我が家の配線ダクト。
                      リフォームで壁が移動したので、電気配線が露出したところを鋼管でカバーし、天井のコンクリートスラブを白く塗装したのにあわせて、鋼管も白く塗装しました。




                      スイッチやコンセントもあえてダクトごと露出させてかっこよく見せるというのもアリです。

                       

                      この場合は、フェミニンなかわいいインテリアというよりは、少し男っぽい、工場のようなガレージのようなかっこいいざっくりした内装とも合いそうです。
                      「山の棲家」では無駄な配線スペースを減らすためにも、2階は主にこの露出タイプのスイッチやコンセントになります。

                      すべてのスイッチやコンセントにこだわりすぎるとどんどん費用はかさみますので、
                      見せ場のここぞという部分には、気に入ったスイッチを入れるのは有効です。
                      毎日触るところですからね。
                      プレートだけの交換であれば、住みながらDIYで取り替えることは簡単です。
                       

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