あけましておめでとうございます

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    みなさま、あけましておめでとうございます。


    写真は昨年の春に竣工した「姫室の家」の玄関先。
    戌年なのでワンコの足跡かと思いきや、塗りたてのモルタルが大好きなニャンコの来客でした(^^)


    ビー玉は住まい手さんの小さなご兄弟も一緒に散りばめてもらったもの。
    今年もホンワカ、心が温かくなるようなお家づくりに取り組んでいきたいと思います。


    時には必死のパッチでみなさんのお力添えをいただくこともあるかと思いますが、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。


    穏やかな光の差し込む、明るい一年になりますように。




    テーブルやカウンターに使う板は?

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      今日は板のお話。

      ツキノオトの作る木の家では、テーブルやカウンターにももちろん無垢の木を使います。
       

       

      柱や梁には主に国産の杉を使いますが、テーブルやカウンターには目的に応じて様々な樹種の木を使います。

      ただ物を置く棚のようなところだと針葉樹の杉を使いますが、杉は柔らかく傷がつきやすいので、ダイニングテーブルや勉強机といった堅さが必要な場所にはクリやサクラといった広葉樹を使います。
       
      広葉樹には散孔材と環孔材という大きく2種類に分類できます。
      散孔材は木目がハッキリしないスベスベした肌触りが特徴で、ブナ・カエデ・ウォールナット・サクラ・トチといった木材が散孔材です。
      一方の環孔材は木目がハッキリしていて、触ると木目が分かるような材も多く、クリ・ナラ・タモ・ケヤキといった木材が環孔材です。
       
      テーブルがスベスベの木がいいかどうかは目的しだいです。
      姫室の家ではワークコーナー・図書コーナーのカウンターや机はどこでも勉強や事務作業ができるようにしてほしいというご要望でしたので、「字や絵を書く」カウンター類はすべて散孔材のブラックチェリーの巾ハギ板にしました。
       

      ダイニングの壁沿いにL型にブラックチェリーのカウンターを設けています。
      ここは奥さんのワークコーナーであり、お子さんたちが宿題などをする勉強机になります。
      杉などの柔らかい木や木目のハッキリした木だと紙を置いて字を書くとガタガタしてしまうのですが、チェリーはスベスベなのでプリントなどに文字を書いても全く問題ありません。
       

      こちらは2階の図書コーナーのカウンター。
      ご主人の事務机でもあり、お子さんも並んで本を読むこともできます。
      ブラックチェリーのカウンターが周りの木よりも濃い色で空間を引き締めてくれています。
       
      このチェリーの巾ハギ板は大阪の橘商店さんに注文して、必要寸法に合わせて接いでいただきました。
      ほぼ無節の赤身ばかりで接ぎ合わせてくださってるのでとっても美しいです。

       
      下の写真のトイレ手洗いカウンターは梅林の家のトイレ手洗いカウンターで栃の木を使っています。
      この栃の木は、トチ独特のみごとな杢(模様)ですが、これは建替え前の古いお家の板を再利用して擦りなおしたら、こんなに美しい杢が出てきたものです。
      栃も散孔材なのでスベスベしていますが、トチはこのなんとも言えない風合いが特徴の板になります。



      さらに下の写真は小ギャラリー・AFANのキッチンのカウンターで、ブラックウォールナットです。
       


      このブラックウォールナットは橘商店さんの材木市で手に入れたもの。
      ウォールナットとしては巾が狭いために格安で手に入れましたがキッチンのカウンターとして使うなら十分なサイズです。
      皮付きの皮を大工さんに剥いでいただいて、ツヤツヤ・スベスベと気持ちのいいカウンターになりました。

       
      そして下のダイニングテーブルは我が家のクリのテーブルです。
      広葉樹はなかなか国産材は手に入りにくいのですが、この栗は岐阜県産のクリの巾ハギ板になります。
      岐阜の白鳥林工さんのほぼ無節のクリパネルです。
       

       
      クリは少し木目の感触はありますが、きれいにカンナをかけてもらいましたので今のところメモを書くなどの時に気になるほどではありません。
       
      クリの板を使うときに気にするべきは鉄分とタンニンによる黒ずみです。
      うちのテーブルは調理台として使うことも多く、どうしても鉄の缶や調理器具を置くことも多く、紅茶やお茶といった水分をこぼすことも多いために、鉄とタンニンが反応して部分的に黒変してしまうことがありました。
      ですので、調理台として使うならクリはお奨めしません(^^;;
       
      テレビ台や電話台もクリで作っていますが、こちらは問題なく美しいままです。
       

      このように、テーブルやカウンターに使う板は、使い方によって適切な樹種を選ぶ必要があります。
      どんな目的で使うのか、どんな雰囲気が好きなのか、実際に家具屋さんや材木屋さんなど板の見た目や触り心地を見ながら選ぶのも楽しいものですよ。
       

      事務所をプチ引越ししました。(住所・FAX番号変わりました。)

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        今日は事務所のプチお引越しのお知らせです。


        ツキノオトの事務所をこれまでの「MOKーSOHO」から2件隣の「フクマチヤ」に移しました。
        フクマチヤは長屋を改修したスペースで、MOKーSOHOと同じく木の家を作る仲間たちとのシェアオフィスです。
        ゆったりした打合せスペースもある気持ちいいところですので、福島区周辺にお越しの際はぜひお立ち寄りくださいませ。
        ************* 住所とFAX番号が変わりました!! **************

        暮らしの設計ツキノオト 船木絵里子
        〒553-0003 大阪市福島区福島 2-9-15 (フクマチヤ1F)
        Tel 090-5136-5454
        Fax 06-6940-7708
        E-mail info@tuki-note.com  HP http://tuki-note.com/
        BLOG http://turezure.tuki-note.com/
        Facebook https://www.facebook.com/TukiNote.LifeDesign

        「実家」の片付けとリフォームについて

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          ここ数年、30〜50代の方たちからご相談いただく話題で増えているのは「実家」に関することです。

           

          「親が住んでいる実家がモノであふれていて、どこから手を付けていいのか分からない。」
          「実家が古くて地震も心配だし、段差が多いし暑いし寒くて住みづらいんだけど、親はこのままでいいって言うんだよ。」
          「片付けないと泊まる部屋もないんだけど、モノを捨てるのも片付けるのも嫌がるねん。」

           

          そんな話を伺うたびに、いつも
          「一刻も早く片付けて住みやすくしてあげよう!」
          「親が転んで怪我する前に片付けよう!」
          「要介護状態になる前に、先手打ってリフレッシュしよう!」
          「せめて地震で亡くならないでいい状態にしてあげよう!」
          「年取れば取るほど、心身ともに動きづらくなるから、なるべく早く健康に過ごせる家にしよう!」
          って言います。

           

          私の実家のマンションもリフォーム前までは本当に酷いありさまで、足の踏み場もなく、来客を呼ぶこともできず、地震が起これば両親ともにタンスに挟まれて死ぬしかないという状態でした。

          (詳しいいきさつはブログの「緑橋のマンションリフォーム」をご覧ください。)

           

           

          実家を一気に片付けてリフォームしたとき、すでに両親ともに77歳。

          マンションとはいえ沢山の家具や荷物を整理し、捨てるものは処分し、残すものもいったん借家に移し、両親には工事期間中は兄の家に仮住まいしてもらいました。

          年齢的に、体力や気力としては限界だったと思います。

          長年の思い出のあるモノたちを仕分けして不要なものは捨てるという行為も、高齢の人には負担のかかることです。

           

          本当はせめて70代前半にリフォームしてあげたらもっと楽だったと思います。

           

          でも、モノを減らさないと危ない。

          まずタンスやピアノなど重いものを減らさないといけない。

          押入を占領している使わないものを処分しないと使うものを収納する場所がない。

          足元に置いてあるものにつまずいて危ない。

          そして、家の中にあるものの半分以上が要らないものだったりするのです。

           

           

          できれば60代から70代前半のうちに、ぜひご実家を一度片付けてあげてください。

          高齢になればなるほど片付けることがどんどん億劫に、面倒に、しんどくなっていきます。

          実家を片付けると、親の顔が明るくなります。

          モノを捨てることに抵抗するご高齢の方は多いです。

          でもそれを整理して話し合いつつ、捨てるべきものを捨てられるのは娘や息子です。

          そして片付けつつ、ご両親が死ぬまで安全に暮らせる家にすることを一度考えてみてください。

           

          日本の介護保険は、いざ体が不自由になって要介護・要支援状態になってからでないと助けてくれません。

          これはとてもおかしな話で、ケガや病気で不自由になる前に、予防として安全に暮らせる家に整えるべきなのです。

          地震で倒れず、危ない階段を使わないで暮らせて、暑さ寒さが防げて、健康寿命を延ばす。

           

          最後に、この話に関連した鉄拳さんのアニメーションを貼っておきます。

          素晴らしいアニメーションです。

          この中で最後に手摺を付けるシーンが出てきます。

          でも、私は親が怪我をする前に手摺を付けたいと思います。

          http://youtu.be/J5V-EZTFb9M


          野田阪神・海老江での詳細調査に行ってきました。

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            先週末は福島区海老江の築80〜90年の長屋の詳細調査でした。

            ここが実家である住まい手は、リフォームして住み継ぎたいという気持ちは強いながらも、床や壁の傾きも激しく、「果たしてリフォームして住み続けることができるのか、耐震性能はどの程度なのか」心配されての調査の依頼でした。

             

             

             

            (プライバシー保護のため一部画像を加工しています。)
            一見、長屋とは分かりにくいですが、左隣の3階建てとつながっています。

            私ひとりで下見と平面の採寸に伺ったのは1ヶ月前。

            2階の床は少し目まいがするくらい、いろんな方向に傾いています。

             

             

             

            目視でも家の歪みが分かります。

             

            福島のシェアオフィスに入っている3人の建築仲間に同行してもらい、6/16に4人で詳細調査をしてきました。

            西久保さん・平賀さん・中野さん、いずれも家屋調査に手慣れていて随分と頼りになり、いろんな助言をくれます。

             

             

             

            今回は小屋裏や床梁を確認できる点検口がほぼなかったため、天井板などを慎重にはがして見えないところを確認していきました。

             

            現在の住まい手は40年以上前にこちらを中古住宅として買われたので、建物の履歴や構造がどうなっているかは、これまでよく分かっていませんでした。

              

            構造が分からないまま、先代がリフォームや修繕を繰り返してらしたので、耐震という面ではこの家が強いのか弱いのか全く分からず、建築当時の形がどうなっていたのか変遷を知ることも難しい状況でした。
               
            戦後すぐの米軍の航空写真にはすでに写っている長屋ですので、戦前から建っていたことは間違いありません。
               
            住み始めてから初めて見る小屋裏の写真です。
               
               
              
            いきなり何かの部材が外れています・・・。
            ほとんどの仕口はトン付けでホゾはなく、棟木の継ぎ手もわずかなアゴが乗っているだけ。
              
            中引梁は厚み80mmの大きな板で、そこに掛かる登り梁は乗っているだけで相欠きはありません。
            一部の梁は途中で止まっていて、軒桁とはつながっていない様子。
              
              
              
              
            これは長屋の隣家との境ですが、向こうの家はリフォーム時に断熱材を入れていますが、こちらは建築当時のまま無断熱です。
            土壁の小舞いが見えますが、小舞壁の上には梁がなく、なぜかその奥に梁があります。
              
            そして棟木を周辺をよく見ると、なぜか棟木は途中で切れて連続しておらず、突いてあるホゾは宙に浮いています。
            棟木を受ける束もいかにも乗っているだけで組まれていないことがよく分かります。
              
             

             

            上の写真を見ても壁の位置と梁の位置はまったく無関係です。

            そして登り梁の端部は、ここもアゴがかかっているだけのようです。

             

             

            次に床下です。

            築80〜90年とのことですので、当然まともな基礎はありません。

             

             

             

             

            ほとんどの柱が土に立っているように見えます。

            もしかしたら土の下に石があるのかもしれませんが埋もれているのか、現状では柱が土に接しています。

            レンガは基礎ではなく、隙間ふさぎとして使われています。

            一部コンクリートブロックが見えるのは戦後にリフォームした際のもののようです。

            土壁の下に足固めもなく壁が土に埋もれています。

             

             

             

            下屋になっている水周りの床下は湿っていて、石が積んであったりレンガがあったり色んなものを使っているようです。

            外壁側にあった換気口は、後のリフォームによって塞がれています。

             

             

             

             

            柱にもホゾは無いようで、せっかく敷き土台があるところも大きくずれています。

            最近のリフォームで新しい添え柱か束が立っていますが、古い柱や梁を修繕した様子はありません。

            木の土台が土に接しているところは、ずいぶんと腐朽が進んでいました。

             

             

            次に2階床梁を調べていくと、こちらにも雨漏りや腐朽のあとが見えました。

             

             

             

             

            胴差には雨染みがあり、掛けはずいぶんと痛んでいます。

            右写真の掛けは何かの転用材です。

            明治後半から終戦までの大阪は、大火や水害で何度も町が壊滅状態になってきたため、見えないところも木材は古い材を転用することが多かったようです。

            奥に竹小舞が見えていますが土壁は梁まで達していません。

             

             

             

             

             

            2階の隅柱の下や隅木には、やはり漏水により腐朽と蟻害がありました。

            シロアリに食われているところはドライバーが簡単に深く入りました。

             

             

             

             

            水周りの屋根は比較的最近やりかえられているようですが、古い野地や小屋組みを残したまま別の屋根組みを掛けなおしたようで、細い垂木の上に大きな角材が乗せられていたり、かなり場当たり的な大工仕事が繰り返された様子が分かります。

             

            ここまで見てきて、建物の構造の様子や履歴がだいぶ掴めるようになってきました。

            長屋の構造としてはよくある問題を抱えているといえると思います。

             

            今までと違って今回の長屋でずいぶん特殊なのは二重壁の存在です。

            たくさんの古民家調査に参加してきた平賀さんも初めて見る構造だとのこと。

             

             

             

             

            どういうことかと言うと、2階の外壁の一部と界壁の一部が、なぜか二重の壁になっており、外から見た大壁外壁と内から見た真壁外壁の柱芯が330mmほどずれて、微妙な隙間のデッドスペースが存在しているのです。

             

             

             

             

            つまり大壁外壁の内側に真壁内壁が二重に並んでたっているのですが、この二つの壁や梁があまりしっかりつながっていません。

            二つの壁がつながっていないので、これらの壁や構造材はかなり自由に大きく動きます。

             

            いろんな方向に柱も床組みもコケますので、2階の床壁の大きな傾斜はこれも原因の一つであると考えられます。

            屋根や基礎はかなり簡素な造りなので、2階の壁がこんなに面倒に二重の構造になっているのかは疑問です。

            断熱や防火の効果を期待したとなると、なぜ2階だけなのか説明がつきません。

             

            調査は済みましたが、これをどう解釈してどう診断するかはこれからの仕事です。

            大阪の長屋や戦前の木構造の歴史も紐解きながら、この建物をどうしていくべきか考えていきます。

             

             

             

             


            緑橋のマンションリフォームの第1回オープンハウスをします!

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              2年前にリフォームした自宅を、今ごろやっとこさ5月24日&25日に見学会(オープンハウス) します!



              高齢の両親と暮らす築40年の古い自宅マンションを、2年前に木の家にリフォームしました。
              これから定期的に住み開きをして、暮らしに関するイベントや勉強会などをしていく予定です。


              日時:5月24日(土)、25日(日)  11:00〜15:00
              場所:大阪市城東区東中浜

                  (地下鉄緑橋駅から徒歩6分、またはJR鴫野駅から徒歩15分)


              第1回目は、リフォーム全体の様子をご 見学いただくと同時に、いろんな生活雑貨のギャラリー展示もしま す。

              今回の展示は、...
              ・木工と家具の「oguma」 http://www.oguma-co.jp/
              ・植物とネオンの「oncan」 http://ne-oncan.com/
              ・布小物の「Ebico」 https://www.facebook.com/ pages/Ebico/ 397010743775233?fref=ts
              のみなさんです。
              それぞれ、高校・大学・専門学校・職場での仲間ですが、それぞれ素敵なものを作られている作家さんです。
              暮らしを彩る小物たちは販売もできます。

              わが家の水廻りは18年前にリフォームしたままですが、その他の 部屋の間取りや仕上げを2年前に大きくやり直ししています。
              小さいマンシ ョンながらも、木と自然素材でできた温もりある、手作りの気持ちよいお家になりま した。

              大工や家具や設備工事はプロにお願いし、塗装や左官やも ろもろはDIYでがんばりました。

              ・大工工事  羽根建築工房
              ・家具工事  oguma
              ・電気工事  呉山電気
              ・サッシ工事 山下硝子建材
              ・木製建具・畳工事 小池商店
              ・塗装・左官・雑工事 DIY

              お申込みはinfo@tuki-note.comまで、 お名前・人数とお越しいただける大よその日時をお知らせ くだされば、詳しい住所と地図をご案内さしあげます。
              お気軽に遊びにいらしてくださ〜い!


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              木の家にあうスイッチやプレートのお話

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                家のスイッチやコンセントにどんなものを使うかは、案外インテリアの印象を大きく左右します。
                かっこいいシャープな家なのか、やわらかく優しい印象の家なのか、モダン、ナチュラルなど、いろんなデザインにあったいろんなスイッチやプレートがあります。


                最近よく目にし、特にこだわらなければおのずと付けられるスイッチが、このワイドスイッチです。
                スイッチが大きいために、老人や子供などどんな人にも使いやすく操作しやすい、というのが特徴です。
                一方で、少し仰々しい、利便性重視の現代的なデザインということも言えるでしょう。


                便利なのはいいけれど、果たしてこれが最適なスイッチなのか?
                それは、その住まいや住んでいる人にあわせて、ケースバイケースで検討するべきです。
                大きなスイッチは悪目立ちもするし、私はなぜか威圧的な印象を受けてしまいます。。。


                一昔前はこんなかわいらしいスイッチが主流でした。


                こんな白のシンプルなものや、、、


                あっさりとした印象の新金属プレート。


                こんなレトロなアメリカンスイッチ(タンブラスイッチ)というものもあります。

                他にもシンプルなかっこいいスイッチやコンセントなどいろんなタイプが、JIMBOなどいろんなメーカーから出ています。




                我が家は、築年数のたった古いマンションのリフォームでしたので、
                既存のスイッチプレートにあわせ、新設部分もすべて新金属プレートでそろえました。

                 

                既存の古い部分を生かした味のあるリフォームであれば、ワイドスイッチのような味気ないプラスチックの現代的なスイッチはあまり馴染みません。
                高齢の両親も既存のスイッチに慣れているので、今のところは全く問題ありません。

                ただ、新金属プレートではあわなかったところが1ヶ所ありました。。。
                部屋の中央の大黒柱につけたスイッチとコンセントです。
                ここはどうしても部屋の真ん中にスイッチとコンセントが必要であったので、造作柱を2つあわせて真ん中に配線を通し、一見、1本の大黒柱のように見せています。
                この柱に新金属プレートは主張しすぎです。。。

                 こりゃいかん。。。

                というわけで、佐賀の「樹の森」さん(http://kinomori.jp/)の木製スイッチプレートを取り寄せて、4口スイッチと2口コンセントのプレートを木に交換しました。
                樹種は何種類か選べるのですが、今回は柱のスギにあわせてスギのプレートに。
                柱の写真を「樹の森」さんに送り、色目や木目の近いものを選んでいただきました。
                柱が吉野杉の濃い赤身だったので、プレートには少し柿渋で赤味を加えました。





                これでずいぶんと落ち着いた大黒柱になってくれました。


                このように、スイッチや配線を目立たないように馴染ませたり隠したりするのもデザインですし、
                逆にあえてかっこよく目立たせるのもひとつのデザインです。

                こちらは我が家の配線ダクト。
                リフォームで壁が移動したので、電気配線が露出したところを鋼管でカバーし、天井のコンクリートスラブを白く塗装したのにあわせて、鋼管も白く塗装しました。




                スイッチやコンセントもあえてダクトごと露出させてかっこよく見せるというのもアリです。

                 

                この場合は、フェミニンなかわいいインテリアというよりは、少し男っぽい、工場のようなガレージのようなかっこいいざっくりした内装とも合いそうです。
                「山の棲家」では無駄な配線スペースを減らすためにも、2階は主にこの露出タイプのスイッチやコンセントになります。

                すべてのスイッチやコンセントにこだわりすぎるとどんどん費用はかさみますので、
                見せ場のここぞという部分には、気に入ったスイッチを入れるのは有効です。
                毎日触るところですからね。
                プレートだけの交換であれば、住みながらDIYで取り替えることは簡単です。
                 

                「山の棲家」の木配り

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                  JUGEMテーマ:住宅


                  おとといは、松阪のプレカット工場「コウヨウ」まで、柱や梁のプレカットの打合せと木配りに行ってきました〜!
                  「木配り」とは、またの呼び名を「番付け」とも言って、どの木材をどこの柱にするか、どこの梁にするか、節や色目や木目などを見ながら、1本1本決めていく作業です。
                  「いの1番」って言葉は、「い通り」の「1」ってところにある柱の場所を意味する言葉で、この柱番付の位置が語源なんですよね。





                  今回の「山の棲家」は柱や梁をあらわしで見せるおうちなので、きれいな木材を目立つところに持っていって、見栄えが劣る木材を見えないところに持っていくっていう作業が必要なわけです。
                  昔ながらだと大工の棟梁がする作業ですが、私は自分が設計するときには、できるだけ自分も一緒に決めていくことがほとんどです。
                  設計上も「見せ場」ですからね♪♪

                  今回は、工務店の藏家・居藏社長と、住まい手さんファミリーと、全体コーディネートの三木ホーム・三木社長にも、木配りに加わっていただきました。
                   




                  見える柱は、すべて住まい手のTさんご夫妻に番付していただきました!!
                  また、全ての木材の含水率(水分量)を計ってチェックし、その木材検査には、ご長男のそらくんにもお手伝いいただきました♪♪
                  その隣でご長女のはなちゃんは、板材へのチョークの乗り具合をチェック中!
                  プレーナー(鉋)のあたり具合を検査していただきました♪







                  木配りは重い梁を持ち上げて移動させながら作業しますので実は重労働です。。。
                  私の脂肪だらけの腕では持ち上げることができず、男性陣に動かしていただくことになり。。。
                  予想以上に重い梁材に「ぅあぁぁ!!」「やばい!」「無理!無理!」といった両社長の叫び声を聞きながらの木配りとなりました(笑)


                   


                  木材は、和歌山・伸栄木材の杉とヒノキで、素晴らしく美しい材料を揃えていただき大喜びの木配りでした(^^)/
                  さすが伸栄さんの紀州材です!
                  コウヨウさんの素晴らしい高性能のプレカット機械なども見学させていただきました。
                  コウヨウさんは他の工場ではなかなかできない丁寧な仕事をしていただく、とてもありがたいプレカット工場なのです。


                   

                   

                   

                  みなさんにご協力をいただいて、無事に番付することができました。
                  本当にありがとうございました!!
                  これからのプレカットと上棟が楽しみになってきました!









                   


                  左京の家にお呼ばれに行って来ました〜♪♪

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                    2月にお引渡ししたTさんの奥さまから8月にお電話をいただきました。
                    「一度、原田さん達とゆっくり食事に来てください。」という、
                    なんともありがたい嬉しいお誘いでした♪♪

                    奈良左京のTさんは、もともと、私の知人の原田純子さんと田中貴子さんという2人のお姉さまからご紹介いただき、そのご縁で今回のリフォームをさせていただいたのでした。 
                    Tさんと初対面のときからお姉さま方に立ち会っていただき、そのみなさんの信頼関係がもとで、無事にリフォームができたのでした。

                    竣工後も気軽に呼んでいただき、よい関係で、しかも手料理をごちそういただくなんて、
                    設計者としてこんなに嬉しいことはありません!
                    喜んでイソイソとおじゃまさせていただきました〜♪♪

                    Tさんと田中貴子さんは仲の良いイトコで、しかもお2人ともお茶会などを開かれる飲食のプロでもあります。
                    すべてTさんお手製の、驚きのステキなごちそうが並んでいました!!




                    ↑盛り付けに庭の植物を使うとか、かっこよすぎます!!





                    何品あっただろう。。。たぶん全ては写しきれていません。



                    素敵なお姉さま方です!
                    こんなに何品もきれいに作れる女になりたい。。。
                    しかも夏らしいメニューで、どれもとっても美味しかったです!!



                    ごちそうのあとにも、中国茶や紅茶やデザートが次々と。。。



                    こんな素敵な食事をゆっくりさせていただくなんて、贅沢な時間で感謝感謝です。。。(泣)

                    夏なので庭の木々も青々とステキでした。



                    Tさんご一家がとてもきれいに家を大切に生活していただいてることもわかって、それも嬉しかったです!
                    設計やインテリアのプロでもある田中貴子さんや原田さんに、「よくやった。船木さんにやってもらって良かった。」と言っていただけて、とてもホッとしました。
                    お2人とも本物を見る目や審美眼が肥えてる方なので、太鼓判押していただいて安心しました。


                    何より、住まい手さんやお仲間といっしょに、こういう場を一緒に楽しめるというのは、家を作る人間にとっては一番の幸せかもしれません。
                    長期間いっしょに根気よく、家のことを一生懸命考えてくださった、心優しいTさんご家族にあらためてお礼申し上げます。
                    よいご縁をくださり見守ってくださった、2人の素敵な女史にも感謝申し上げます。

                    これからもよろしくお願いしまーす!





                    奈良左京の建売住宅リフォーム、完成!(その4)・・・トイレ、和室

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                      (その1)玄関 http://turezure.tuki-note.com/?eid=49
                      (その2)LDK http://turezure.tuki-note.com/?eid=50
                      (その3)浴室・洗面 http://turezure.tuki-note.com/?eid=51
                      から続いて、左京の建売リフォームのビフォーアフター解説です!

                      浴室横のトイレは以前はドアでした。
                      ドアは狭いトイレを余計に狭くしており、くつずりの不要な段差もありました。
                      Tさんは60代を向かえるご夫婦ですので、極力ドアは引戸に変えて、段差はなくした方が望ましいです。

                       


                      そして、トイレのアフターがこちら↓↓





                      引戸を洗面側にスッキリ引き込めるようにしています。
                      また、トイレを使っているかどうかすぐ分かるように、欄間ガラスも入れています。
                      この欄間ガラスは狭い空間を広く感じさせる効果もあります。



                      同じく狭いトイレを少しでも広く感じるように、壁の一部を凹ましてニッチ(飾り棚)をつくっています。
                      ここは、飾るものが映えるように、あえて白く塗り回しています。
                      ニッチの横の収納も目立たないように、白くペンキ塗り。
                      壁の厚みの中で、トイレットペーパーや洗剤などが並べられるように、薄いさりげない収納をつくりました。



                      トイレの床は、洗面と同じくコルクタイルの特殊樹脂ワックス塗装です。
                      元は洗面もトイレもビニール床タイルで、Tさんは「掃除しやすいのでビニールでいい」とおっしゃっていたのを、船木は「それだけは絶対にやめましょう。」と、ここはカタクナに、「コルクタイルかサーモタイルかで!」と押し通させていただきました。
                      結果的に気に入っていただいたのでよかったです。

                      家は裸足で歩いても気持ちいいのが一番です。
                      住宅に大切なのは「見た目の視覚」だけでなく、触覚・嗅覚など、五感に気持ちいいことが大切です。
                      特に肌が直接触れる、床やテーブルといったところの素材を何にするのかというのは、大袈裟ですが私は「生きる感性」に関わると思っています。

                      今は、「木に見えるビニール」「石に見えるプラスチック」といったニセモノの化学製品があふれすぎています。
                      プラスチックならプラスチックらしくしておけばいいのです。
                      ビニール床シートのペタペタした肌触りほど、人間の感性を阻害するものはありません。
                      視覚だけでなく、触覚・嗅覚を大切にした家というのは、自然と本物の素材を使うことにつながります。



                      最後は、1階の和室について。
                      ここはTさんの奥さんの寝室も兼ねています。
                      将来的にはご夫婦が高齢になって階段で2階にあがるのが面倒になったら、1階で生活の全てが成り立つ、ということも想定しています。

                      その和室のビフォー↓


                       

                      和室はとにかく問題は収納でした。
                      玄関やLDKの収納が足りていなかったために、押入をいろんなストックが占領してしまい、
                      奥さんの布団や洋服をしまうスペースがなくなっていました。

                      また、床の間がむだなスペースになってしまい、LDKやデッキとのつながりも悪いプランでした。
                      ただ、全面的に改修するには、費用的にも構造的にも負担が大きかったため、できる範囲での部分的な改修を心掛けました。

                      その和室のアフターがこちら↓↓



                      まずは使われていなかった縁側を有効に使い和室を広く見せるために、
                      縁側と和室の間にあった障子を、縁側のサッシ側に内障子として移動しています。
                      そして縁側のデットスペースに新たに物入を追加しています。
                      元の床の間はリビング側のPCコーナーに造り替えて、和室側には杉板の壁をつくり、同じく杉板の引戸をつけて、リビングと行き来ができるようにしています。



                      以前の古めかしい襖の出入り口は、既存の障子のデザインにマッチするワーロン障子に変えました。

                      玄関側から見るとこうなります。





                      少し上品になって収納するべき物も納まりましたので、お正月など和室で過ごしたい時には座敷として使えるようになりました。



                      今回は2階は構造補強工事と少しの造作工事だけにとどめ、1階を極力全面改修し、1階は構造・断熱・バリアフリー・素材・デザイン・使いやすさなどのプランと、全てにおいて手を入れています。

                      1件まるごと100%リフォームできれば越したことはありませんが、予算を際限なく使うこともできません。
                      決まった予算の中でリフォームを行うには、どこで家族が長く過ごすかを考え、また年齢とともに1階での暮らしが中心になるということを見据えて、優先順位を決めていきます。

                      構造や断熱など、最低限の住宅の性能は底上げさせつつ、暮らしを読み取って生活スタイルにあわせ、バランスよく、かつ要所を重点的に、リフォームしていく必要があるのです。



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